昨年、Google Workspaceは強化型のセキュリティ措置を導入しましたが、その制度がGmailにも拡大されるというニュースをお伝えします。
具体的には、フィルターの新造、既存フィルターの編集、あるいはフィルターのインポート、そして転送先の追加に関わる設定といったアクションに対してこの新たな保護措置が適用されます。
さらにIMAPアクセスを有効にするための設定にもこの保護が及びます。重要なアクションを実行する際、Googleはそのセッションを評価し、リスキーと判断される場合は「本人確認」プロンプトが表示されます。
ここで二段階認証を経たユーザーは安全にその操作を確認できます。認証チャレンジが失敗したり、完了しなかった場合は「重要なセキュリティアラート」が信頼装置に送られます。
この強化型セキュリティはGoogleアカウントを身分証明者として使用しているユーザー、そしてGoogle製品内で行われるアクションにだけ適用されます。
現段階ではSAMLユーザーには対応しておりません。新たな保護措置は、他のユーザーや自身のアカウントへの誤った送信や意図しない設定変更による、思わぬトラブルを未然に防ぐでしょう。
たとえば、間違って他の人にメールを転送してしまったり、不要なフィルターを作成したりした場合でも、この措置によってその操作が防止できます。また、Googleはこの新たな保護対策の一部として二段階認証の利用を推奨しています。
もしまだ設定していない方はこの機会に設定するとより安心です。詳しくはリンク元サイトにてご確認ください。
参照元サイト:Stronger protection for additional sensitive actions taken in Gmail