昨年の発表で、GmailのサイドパネルでGeminiを使用してメールスレッドを要約する機能が一般提供され、メールの下書きを手助けしたり、返信の提案を表示したりといった便利な機能が導入されました。
今回はさらに一歩進んで、GmailのモバイルアプリでGeminiサマリーカードを利用できるようになったことをお知らせします。これまで、メールの要約を生成するには、メッセージの上部にある「このメールを要約」をタップする必要がありましたが、この新機能では、より長いスレッドや複数の返信が含まれるメッセージの内容上部に自動的に要約が表示されるようになります。
Geminiはメールのすべての主要ポイントを総合し、その後の返信も要約に含めることで、常に最新の要約を提供します。この機能は現時点では英語のメールに限定されていますが、Gmailの安全性やプライバシーは引き続き重視されています。
サマリーカードが表示されないメールでも、「このメールを要約」チップやサイドパネルのGeminiを使ってユーザーが要約を確認することが可能です。
Geminiサマリーカードを利用するには、Gmail、Chat、Meetでのスマート機能と個人化スマート機能をオンにする必要があります。詳しい設定方法についてはヘルプセンターをご覧ください。
新機能は現在、Rapid Releaseドメインで利用可能で、Scheduled Releaseドメインでは2025年5月29日から段階的に展開される予定です。
このサマリー機能は、長いメールでの情報把握を手軽にするだけでなく、返信も一貫して管理できるため、忙しいビジネス環境でのメール処理を効率化する大きな助けとなるでしょう。
詳しい内容は参照元の発表をご確認ください。
