Googleは、新たに「ロック」ラベルをGoogleグループに付与することで、グループの属性(名前やメールアドレスなど)やメンバーシップの変更を大幅に制限できるようになったと発表しました。
この機能は、外部のツールを使用してグループを同期する管理者にとって、同期のズレを防ぐ重要なオプションとなります。また、特定の機密グループへの変更を抑制したい場合にも役立ちます。
この新機能はオープンベータで提供され、追加の申込手続きは不要です。外部ツール、例えばEntra IDなどを利用してグループの同期を管理している場合、メンバーの追加や削除などの変更があった際に不整合が生じることがあります。
これを解決するため、グループを「ロック」する選択肢が提供され、Google Workspace内での変更を防ぎ、外部ソースとの同期を維持しやすくなります。
「ロック」されたグループは、特定の管理者のみが次のような操作を行うことができます:グループ名、説明、メール、エイリアスの変更、グループラベルの設定、メンバーの追加・削除・制限、メンバーシップの役割の設定、グループの削除、新しいメンバーシップの有効期限の設定。
ただし、「ロック」されたグループのアクセス設定やコンテンツモデレーション設定は影響を受けません。これには、誰が投稿できるか、メンバーを表示できるか、メンバーに連絡できるか、既存の有効期限によるメンバーの削除、アクセスやコンテンツモデレーション設定が含まれます。
この新機能は、管理者にとって貴重なツールとなり得ます。外部のIDシステムで管理しているグループで、Google Workspace内での非対称な変更を避けたい場合に特に有益です。
詳しくは、Google Workspaceの管理者ヘルプを参照し、グループのロック方法やグループエディタロールの条件付き割り当てについて学びましょう。
この機能は現在以下のプランにおいて利用可能です:Google WorkspaceのEnterprise StandardおよびPlus、Enterprise Essentials Plus、Education StandardおよびPlus、またCloud Identity Premiumのお客様。