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Google Apps Editor アドオンでのより細かいOAuth同意画面が登場

Google Apps Editor アドオンでのより細かいOAuth同意画面が登場

Googleは、ユーザーがスクリプト用に個別のスコープを指定できる改善されたOAuth同意画面を、今年初めにApps Script IDEと未公開のEditorアドオンに導入しました。

そして、今回この細分化された同意画面が、公開されているEditorアドオンにも拡張されることになりました。これにより、ユーザーは新しいアドオンを認証する際に、必要なスコープだけに部分的なOAuth同意を与えることができるようになります。

たとえば、スクリプトがユーザーのSheetsとFormsファイルへのアクセスを要求している場合でも、ユーザーは必要なSheetsファイルのみにアクセスを許可し、Formsファイルは許可しないという選択が可能です。

この変更は、特にアクセス許可が敏感なデータを含む場合に、ユーザーにとって安心できる要素です。また、OAuthの同意が失効した際に再度同意を得るプロセスにも対応します。

アドオン開発者においては、この新しい同意フローに備えて、ScriptAppやAuthorizationInfoクラスを活用してスクリプト実行を制御することを推奨します。

この新機能は、Google Workspaceのすべての顧客とWorkspace Individual Subscribersが利用可能で、8月19日から展開が始まっています。

ユーザーは既存のスクリプトに対して特別なアクションを取る必要はありませんが、新しいスコープの付与に対してだけこの同意画面が適用されます。詳しくはGoogleの開発者向けドキュメントをご確認ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。