Google Workspace Updatesにて、Google Chatのステータス表示に追加の情報が表示されるようになりました。今回は、この新機能について解説していきます。
具体的には、会議や集中時間の残り時間、10分以内の予定、次の業務日に予定されている外出イベントが表示されます。さらに、同僚の現在地や現地時間帯についても確認できるようになりました。
この機能を利用することで、他の人の可用性をより正確に把握し、協力や連絡の時間を最適化することができます。詳細については以下をご覧ください。
更新内容
Google Chatに追加されたGoogle Calendarステータス情報の表示がより詳細になりました。従来の「ミーティング中」や「フォーカス中」のステータスに加えて、次のような情報も表示されるようになりました。
– ミーティングやフォーカスが続く時間
– 10分以内に予定されているイベント
– 翌営業日までに予定されているオフィス外のイベント
このステータスは、送信したメッセージによって自動的に消えるか、手動で閉じることができます。ただし、ステータスが変更されると、新しいステータスが再び表示されます。
また、Google Chatで新しいメッセージを送信する際に、同僚の現在の勤務場所と現地時間帯を確認することができます。
この機能は、ユーザーの可用性をより正確に把握することで、コラボレーションやタイミングの計画をサポートします。さらに、この機能は、今年中にモバイルデバイスにも展開される予定です。
管理者は、Calendarユーザーの可用性表示の設定について詳細を確認するためにサポートセンターを訪問することができます。一方、エンドユーザーは、自分の利用可能性を設定し、Google Chatの利用可能性ステータスを変更したり、通知をミュートする方法、または他のアプリと可用性情報を共有しない方法について学ぶことができます。
この機能は、2023年5月2日以降に徐々に展開され、Google Workspaceの全ての顧客、および従来のG Suite BasicおよびBusiness顧客に提供されます。
利用シーン
この機能は、他のメンバーの状況が追跡されるため、チーム間のコラボレーションやタスクの割り当てに役立ちます。ズバリ、チーム会議について例を挙げると、メンバーが今何をしているのかについて把握することで、全員が参加可能で、スムーズで生産的な会議を実現できるでしょう。
また、この機能は、ワークフローがより効率的になり、作業時間のトラッキングを簡素化するための良いツールです。たとえば、同僚が本日オフィス外出勤を予定している場合、あなたはその人との迅速なコミュニケーションを避けて、別のメンバーに時間を割くことができます。
この機能は、あなたにとっての最適な利用シーンは何でしょうか?
リリース日
この機能は、2023年5月2日よりGoogle Workspace全体で徐々にリリースされます。ただし、モバイルデバイスでの利用については、数ヶ月をかけて順次提供される予定です。
Google Workspaceのすべてのエディション、およびG Suite BasicおよびBusinessのレガシー顧客には利用可能であり、個人的なGoogleアカウントを持っているユーザーには利用できません。
まとめ
今回のGoogle Workspace Updatesでは、Google Chatの可用性に関する情報がさらに詳しく表示できるようになりました。
今後は、会議や集中時間の残り時間、10分以内の予定、次のビジネス日に予定されているオフィス外のイベントなどが確認できます。同僚の現在位置や現地時間帯も表示されるため、コラボレーションの計画立案に役立ちます。
ソース記事:Providing greater visibility with additional Google Calendar statuses in Google Chat