Google Workspace Updatesで、Google Chatのコミュニケーション機能がアップデートされ、組織的なアナウンスメントを行うことができるようになりました。
今回は、その新機能について解説いたします。
更新内容
Google Chatにおいて、組織内でのアナウンスを行うための機能が追加されました。スペースマネージャーが「Only Space Managers can post」の設定をすることで、メッセージの投稿や返信、ファイルの追加などが限定されます。
利用シーンとしては、会話のためのリソースとしてでなく、掲示板のように一方向のコミュニケーションを行いたい場合に有用です。設定はスペースの作成時に行わなければならず、作成後は変更できません。
スペースマネージャーは、他のメンバーに対してスペースマネージャーの役割を割り当てることができます。この機能は2023年5月までにすべてのGoogle Workspaceの顧客に提供される予定です。
利用シーン
Announcementsは、Google Chat内での一方向で制御されたコミュニケーションを可能にするための機能です。この機能は、会話のためのリソースとしてではなく、掲示板のような更新のためのスペースとして使用する場合に重要です。
例えば、新しい製品のリリースや会社のイベントのアナウンス、定期的なメンテナンス情報など、組織内での重要な情報伝達に役立ちます。制限されたメンバーだけが投稿できるため、情報がミスや混乱を招くこともありません。
あらかじめ選ばれた管理者が投稿権限を持ち、投稿を監視することもできるため、より組織的なコミュニケーションを促進します。
リリース日
【リリース日】
この機能は、2023年4月17日から徐々に展開され、15日間以内に利用可能となります。Web版は、ラピッドリリースドメインで利用可能です。また、2023年5月5日からは、スケジュールリリースドメインでも展開されます。
モバイル版は、2023年5月1日から徐々に展開され、ラピッドリリースドメインとスケジュールリリースドメインで利用可能です。この機能は、Google WorkspaceのすべてのエディションおよびレガシーG Suite BasicおよびBusinessの顧客に利用可能ですが、個人Googleアカウントのユーザーには利用できません。
まとめ
Google Chatのアップデートとして、Space Managersが組織内のアナウンスを共有できるようになったことが発表されました。これにより、会話用ではなく掲示板用にスペースを使用する場合など、一方通行の制御されたコミュニケーションを促進することができます。
2013年4月17日から2023年5月5日まで段階的に展開されます。
ソース記事:Enabling organizational communication with announcements in Google Chat