Google Classroomに「練習セット」機能が正式リリースされました。自動採点やフィードバック機能を備え、学生が実際の進捗状況をリアルタイムで確認しながら学ぶことができます。
本記事では、具体的な利用シーンなどを交えて、この新機能について解説します。
更新内容
記事において紹介された更新内容は、「Google ClassroomにおいてPractice setsが一般的に利用可能になったこと」です。Practice setsはGoogle Classroomにおける新しいツールであり、教師が新しいコンテンツや既存のコンテンツを魅力的でインタラクティブな課題に変換することができます。
Auto-gradingが組み込まれているため、教師は生徒の進捗状況に関するパフォーマンスインサイトやスナップショットを受け取ることができます。
生徒たちは、Practice setsを完了する際にリアルタイムのフィードバックを受け取ることができ、自分が正しい方向に向かっているかどうかを知ることができます。
困った点があれば、自動的にヒントやビデオの提案が表示され、教師が追加した学習スキルに基づいて選択されます。ただし、この機能はGoogle Workspace for Education PlusおよびGoogle Workspace for Education Teaching and Learningの顧客に提供され、その他のGoogle Workspaceのプランや個人アカウントには提供されません。
また、verified teacherグループに教師を追加する必要があります。生徒たちは、いろいろな入力ツールを使って課題を完了することができ、これにより、誰でも自分に最適な方法で学ぶことができます。
Practice setsは、教師がどの概念に対してより多くの指導時間が必要かをより簡単に把握することができ、次のレッスンプランを形成するためのパフォーマンストレンドやインサイトを提供します。
利用シーン
【利用シーン】
この機能を活用することで、教員は学生の進捗状況をリアルタイムで把握することができます。また、自己採点が必要な問題を設定することで、教員は時間の節約ができ、学生は自分の学力を正確に認識することができます。
また、学生が自分の課題に対する自信度を高めることができ、学習意欲を高めることができます。この機能は特に、数学や英語といった分野での問題解決や文章作成など、自己採点が必要な教科に適しています。
同じ学年・コースの先生とカリキュラムを共有することで、効率的な教育が提供できるため、先生同士の協力も期待できます。
リリース日
リリース日について
Google Classroomの新機能「Practice sets」は、2021年1月27日にGoogle Workspace for Education PlusおよびGoogle Workspace for Education Teaching and Learningの顧客向けに、英語で一般的に利用可能になりました。
ただし、Google Workspace Essentials、Business Starter、Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Education Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Frontline、Nonprofits、G Suite Basic、G Suite Businessの顧客および個人用Googleアカウントでの利用はできません。
利用可能なエディションが限定されていますので、ご注意ください。
まとめ
Google Classroomの新機能「Practice sets」は、生徒の学習スキルに合わせたインタラクティブな課題を作成できる上、自動採点やフィードバック機能によって教師は効率的に生徒の進捗を把握できます。
さらに教師同士でカリキュラムを共有できるため、授業の質を向上できる点が魅力的です。教育現場に革新をもたらす一歩となるでしょう。
ソース記事:Practice sets in Google Classroom are now generally available