Googleは、Google Meetで利用されるEnterprise Content Delivery Network(eCDN)のサポートにより、ライブストリーミングの帯域幅消費を大幅に削減できる機能を紹介しました。
そして今回、管理者がeCDN設定をより最適化できるようにするための改善が発表されました。eCDNは、管理者が設定したルールに基づき、ネットワークトポロジー全体でピアリングをコントロールし最適化する仕組みです。
今回の改善により、管理者はAdminコンソールでクライアントデバッグログをオンにし、クライアントがeCDNをどのように使っているかを詳細に把握することができるようになります。
この情報には以下が含まれます。- デバイス状況: クライアントの現在の状態に関する情報。- ネットワーク: クライアントに割り当てられたネットワークに関する情報(カスタムルールの設定を通じて)。
– 統計: 送信率やピア接続などクライアントがどのようにeCDNを利用したかのパフォーマンス情報。この機能により、管理者はeCDNの配信を迅速に行いながら、設定したルールが意図した通りに機能するかどうかを常時監視することができます。
さらに、サポートが必要な際には、デバッグログに含まれる情報がトラブルシューティングに役立ち、問題を迅速に解決する手助けとなります。この新機能は、すべてのGoogle Workspaceユーザーが利用可能で、2024年10月11日から段階的に展開される予定です。
興味のある方はGoogle Workspace Admin Helpを確認して、クライアントデバッグログの取得方法やeCDNの設定方法について詳しく知ってください。