Googleは、Google Workspace Enterpriseの追加機能であるDuet AI内にあるGoogle Sheetsの「Enhanced Smart Fill（強化されたスマートフィル）」を公開しました。
これは、2020年に導入されたGoogle Sheetsの「Smart Fill」機能を基盤とし、GoogleのKnowledge Graphを使用して列間のパターンを認識し、残りのセルのデータを提案するものです。
さらに最近では、より整理された予定やトラッカーの作成を容易にするDuet AIの機能「Help me organize（整理を支援）」を発表しました。
このEnhanced Smart Fillを導入することにより、ユーザーはGoogle Sheetsにおける手動のデータ整理や分析に費やす時間を減らすことができます。
この機能は、セルの内容間に関係性があるか否かをAIで検出します。関係性がある場合、Sheetsは残りの値の形で文脈に基づく提案を行い、提案された値をクリックして受け入れると、Sheetsが自動的にそれらの値を埋めることができます。
例えば、レストランではこの機能を使用して、レビューと評価のデータをより簡単に整理することができます。手動でデータを入力する代わりに、Sheetsは既存の評価とレビューの内容にパターンを検出し、残りのセルの値を提案します。
提案をレビューし、Enhanced Smart Fillを使用して一度に受け入れるだけで容易に整理し、情報を管理することができます。同様に、営業チームでも更なる利益を享受することができます。
売上サイクルの次のステップを手動で抽出する代わりに、Sheetsは組織内のアカウント情報に基づいて提案された次のステップを受け入れることができます。
さらに、例えば寄付活動を開催して寄付者に対して寄付の種類に基づいてカスタマイズされた感謝のメッセージを送りたい方にとっても便利です。すべてのノートを一つずつ書く代わりに、初めの一連のメッセージのパターンに基づいてSheetsが生成する感謝のメッセージの提案リストをすぐに見ることができます。
提案された値をクリックして受け入れるだけで、迅速かつ効率的に寄付者に感謝のメッセージを送ることができます。この機能が効果的なのは、スプレッドシート内でデータポイント間に関係性が存在している場合です。
Enhanced Smart Fillは、データエントリーと分析をより容易にすることで、業績や進行状況の確認をスムーズに行うことができます。詳しくは参照元サイトにてご確認ください。
