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Google Workspaceアプリで、Geminiを利用して7つの新しい言語で画像生成が可能に

Googleは、2025年1月29日付けで、WorkspaceアプリのサイドパネルにおけるAIアシスタント「Gemini」を活用した画像生成機能が、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の7言語で利用可能になったと発表しました。

これにより、これらの言語を使用するユーザーは、ドキュメント、スプレッドシート、ドライブ、Gmailのサイドパネルから直接、テキストプロンプトを入力してAIが生成した画像を取得できるようになります。ただし、現時点では、これらの言語での人物画像の生成はサポートされていません。また、Slides(スライド)におけるサイドパネルでのGeminiの利用は、現在英語のみ対応となっています。

この機能は、Business Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plusなどの特定のGoogle Workspaceプラン、およびGoogle One AI Premiumのユーザーが利用可能です。Gmailのサイドパネルでの画像生成機能のみを利用できるのは、Business StarterおよびEnterprise Starterのユーザーとなります。

ユーザーは、ドキュメント、スプレッドシート、ドライブ、Gmailのウェブ版で、画面右上の「Ask Gemini」(スパークボタン)をクリックすることで、サイドパネルにアクセスできます。詳細な利用方法については、Googleのヘルプセンターをご参照ください。

この新機能の展開は、2025年1月29日から最大15日間かけて順次行われる予定です。

今回のアップデートにより、非英語圏のユーザーも、言語の壁を感じることなく、AIを活用した画像生成機能を業務に取り入れることが可能となりました。これにより、資料作成やコミュニケーションの質が向上し、業務効率化がさらに進むことが期待されます。

特に、日本語での対応が開始されたことで、日本のビジネスシーンにおいても、AIを活用したクリエイティブな業務推進が加速するでしょう。例えば、プレゼンテーション資料や報告書において、視覚的な要素を強化するための画像を迅速に生成・挿入することが可能となり、情報伝達の効果が高まります。

一方で、AIによる画像生成には、著作権やデータの偏りなどのリスクも伴います。生成された画像が既存のコンテンツと類似していないか、事前に確認することが重要です。

今後、AI技術の進化とともに、さらに多言語での対応や、より高度な画像生成機能の提供が期待されます。ビジネスにおいても、AIを活用した新しいサービスやプロダクトの開発が進むことでしょう。企業は、これらの技術を積極的に取り入れることで、競争力の強化や新しい価値の創出を目指すことが求められます。

Googleのこの取り組みは、AIを活用した業務効率化とクリエイティビティの向上を支援するものであり、今後のビジネスシーンにおけるAI活用の一つの指標となるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。