Googleが、企業の管理者がGoogle Mobile Device Managementを利用することで、iOS上の管理アプリに対してカスタム設定をリモートで適用できるようになったと発表しました。
これにより、管理者はXMLプロパティリストを用いて、異なるドメイン、グループ、組織単位(OU)ごとにアプリの異なるカスタム設定を施すことが可能です。
このアップデートにより、Workspace管理者はiOSデバイスを固有のニーズに合わせて設定し、展開する柔軟性を得ることができます。これまでこのような機能は管理されたAndroidデバイスに限定されていましたが、これからはiOSデバイスにも対応することに意義があります。
この新機能は、特に多くのiOS端末を企業で管理している場合に役立ちます。例えば、セキュリティポリシーに基づく特定のアプリのロックダウン設定や、サービスのカスタムパラメータ設定など、組織ごとに最適化された環境を実現することが可能になります。
さらに、管理者は管理者コンソールから直接、これらの設定を行えるため、IT部門の作業負担を軽減し、エンドユーザーにとっても利便性の高い管理環境が提供されます。
利用を開始するには、管理者はヘルプセンターでiOS向けのChromeブラウザクラウド管理のセットアップやGoogle端末管理への登録方法について学ぶことができます。
エンドユーザーはヘルプセンターで、自分のiOSデバイスがどのように管理されているかについての情報を得ることができます。この機能はGoogle WorkspaceのBusiness Plus、Enterprise StandardとPlus、Enterprise EssentialsとEssentials Plus、Education StandardとPlus、非営利団体、Frontline StarterとStandard、Cloud Identity Premiumに利用が可能です。
詳細は、参照元サイトでご確認いただけます。全ての関係者にとって有益となるこのアップデートが、迅速かつ効果的なモバイルアプリ管理に寄与することを期待しています。