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Google Workspaceのより強固なアクセス制御が可能に!グループに管理者ロールを割り当てる方法とは?

Google Workspaceで、よりスムーズに管理するための新機能が公開されました。今回は、グループに管理者権限を割り当てることができる「Assign admin roles to specific groups」について解説します。

更新内容

Google Workspace Updatesで公開された新機能「グループへの役割割り当て」について

Google Workspaceでは、従業員のアクセスコントロールを役割ベースで行うことができます。今回公開された機能では、グループ単位で管理者役割を割り当てられるようになりました。

具体的には、例えばIT管理者全員が含まれるグループにサービス管理者の役割を割り当てることができます。

この機能の一番のポイントは、1人1人のユーザーに役割を割り当てる代わりに、グループ単位で役割を割り当てることで、役割管理が大きくシンプル化されるということです。

これは、組織が大きくなって役割管理が複雑化する場合に特に有用であり、500の役割割り当て制限に大きな柔軟性を与えます。

また、グループへの役割割り当ては、グループのメンバーの変更に応じて自動的に更新されます。ユーザー1人1人に許可を付与していた場合に発生する、許可の更新漏れを防ぐことができます。

この機能を使用するためには、スーパー管理者がメンバーシップ管理者役割を作成・割り当てる必要があります。グループ作成に関する詳細情報は、「Google Workspace Admin Help」に記載されています。

この機能は、すでにGoogle Workspaceのすべてのユーザー、G Suite BasicおよびBusinessユーザー、Google Cloud Identity Premiumのユーザーに利用可能です。

利用シーン

この機能は、大規模な組織や企業にとって特に役立ちます。例えば、IT管理者が一部のグループに属しているとします。従来、個々のユーザーに対して管理者権限を与える必要がありましたが、この新しい機能を使えば、IT管理者が所属しているグループに管理者権限を与えることができます。

これにより、組織内の管理者権限の管理が容易になり、時間や手間を削減することができます。また、グループに所属するメンバーが変更された場合でも、権限の変更が自動的に反映されるため、管理者は単一のグループを管理するだけでアクセス権限を確実に維持することができます。

これにより、組織全体のセキュリティが向上し、管理作業の効率化に貢献することができます。

リリース日

この機能は、現在すべてのGoogle Workspaceのエディション、およびG Suite BasicとBusinessのレガシー・カスタマーに利用可能です。

リリーススケジュールはRapidとScheduled Release domainsの両方で利用できるようになっています。

まとめ

Google Workspaceの新機能「グループへの管理者役割割り当て」は、大規模組織にとって便利な機能である。今まで一人ずつ役割を割り振る必要があったが、グループ単位で管理が可能になったことで、役割を割り振る柔軟性が増えた。

また、自動的にメンバーの追加・削除に対応するので、管理が簡素化される。

ソース記事:Assign admin roles to specific groups

最後までお読みいただき、ありがとうございました。