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安全をもっと身近に – Google Workspaceの「アラートセンター」がアップデート

Google Workspaceがあなたのオンライン環境をさらに安全にする新機能を発表しました。

アラートセンターがパワーアップし、組織内の不正行為や問題を迅速に把握し、必要な対策をとることが容易になります。

この新機能が、どのようにGoogle Workspaceの利用をさらに安全、便利にするのか、詳しくご紹介します。

更新内容

今回Google Workspaceがアップデートしたのは「アラートセンター」の機能です。この新しいアップデートでは、管理者は組織内で発生した不正行為に関連するアラートを受け取ることができるようになります。

具体的には、「ファイルの公開設定の変更」や「ファイルのダウンロード」「プロフィールの変更」など、様々なユーザーの行動をカスタマイズして検知し、特定の管理者にメール通知することが可能です。

このアップデートの目的は、管理者が自分の組織内で発生する不正行為をより容易に把握し、必要な行動を容易に取ることができるようにすることです。例えば、ユーザーの一時停止や特定のサービスへのアクセス制限などのアクションを取ることができます。

アラートは、電子メールで管理者に送信され、詳細な情報はアラートセンターで確認することができます。この機能は、アラートセンターの特権を持つ管理者が利用でき、特権管理者はこれらの通知を電子メールでも受け取ることができます。

なお、この機能はエンドユーザーには影響を及ぼさず、管理者のみが利用できる機能となります。

利用シーン

この新機能「アラートセンター」のアップデートは、特に大規模な組織や多数のユーザーを管理する必要がある企業にとって有益なツールとなります。

例えば、社員がGoogleドライブ上の社内文書の共有設定を「外部公開」に変更した時に通知を受け取りたいとします。この場合、下記のようにアラートセンターでルールを設定することができます。

「公開設定を内部から外部に変更」したときに通知されるアラート設定

こうすることで、指定した管理者に下記のメールが届き、誰がどのファイルを外部公開したか気づくことができます。

この新機能により、管理者は問題の発生を即座に把握し、該当するユーザーのアカウントを一時停止したり、特定のサービスへのアクセスを制限したりすることで、問題の拡大を防ぐことができます。

また、大規模なプロジェクトを管理する際にも、この新機能は非常に役立ちます。多くのユーザーが関与するプロジェクトでは、一部のユーザーが不適切な行動をとる可能性があります。アラートセンターの新機能により、管理者はそのような問題を迅速に対処し、プロジェクトの進行をスムーズに保つことができます。

このように、アラートセンターの新機能は、組織の安全を確保し、生産性を向上させるための強力なツールとなるでしょう。

リリース日

Google Workspaceの新機能「アラートセンター」は、すでにリリースされており、全てのGoogle Workspaceの管理者ユーザーが利用可能です。

まとめ

Google Workspaceの新機能「アラートセンター」のアップデートは、組織の安全性を一層高めるための重要なステップです。この新機能により、管理者は組織内で発生する不正行為を迅速に把握し、必要な対策をとることが容易になります。

不正なコンテンツに関する事象や、特定のアプリへのユーザーのアクセス制限などに関連するイベントについて、警告を受け取ることが可能となりました。また、この機能はエンドユーザーには影響を及ぼさず、管理者のみが利用できる機能となります。

この新機能はすでに全てのGoogle Workspaceユーザーにリリースされており、すぐに利用することができます。Google Workspaceを更に安全で便利なツールにするための一歩となるでしょう。組織の安全性を確保し、ビジネスの効率を向上させるために、新機能「アラートセンター」の活用をおすすめします。

ソース記事:Monitor abuse related events in the Alert Center

最後までお読みいただき、ありがとうございました。