Google Workspaceが、iOSデバイスを管理する際の新しいオプションである「ユーザー登録」を一般公開しました。この機能は、ベータ版として2023年後半に導入されたもので、iOSデバイス上での職場のデータと個人データの分離を実現します。
これにより、管理者はWorkspaceのデータについての管理権限を保持しつつ、ユーザーは自分の個人データに関するプライバシーを維持することができるようになります。
このユーザー登録機能は特に、BYOD(自分のデバイスを職場で利用すること)環境で活躍すると期待されます。従業員が自身のiOSデバイスを仕事で使用する際、企業は必要なワークスペース関連の情報を管理できる上、従業員の個人情報は保護されるため、セキュリティとプライバシーのバランスを取ることができます。
使用するには、最初にアプリへのサインイン時、または再サインイン時に、設定プロファイルのダウンロードプロンプトに従い、ダウンロード後、デバイスの設定でユーザー登録を完了します。
Googleデバイスポリシーアプリと設定プロファイルのインストール、あなたのiOSデバイスの管理方法、公認のワークアプリの取得についての詳細は、Googleのヘルプセンターで確認できます。
この機能はGoogle Workspace Enterprise Plus, Enterprise Standard, Enterprise Essentials, Enterprise Essentials Plus, Frontline Standard, Frontline Starter, Business Plus, Cloud Identity Premium, Education Standard, Education Plus、および非営利団体の顧客が利用可能です。
仕事用アプリの安全性を確保しながら、個人データのプライバシーも守りたいと考えている組織や個人にとって、このアップデートは大きな利点をもたらすでしょう。
詳しい情報や取り組み方については、Google Workspaceのヘルプセンターまたは当初のアナウンスを参照してください。