導入・設定ガイド

「名づけてねっと」でGoogle Workspaceを利用する方法

目次
  1. 設定の流れのおさらい
  2. 名づけてねっとでGoogle Workspaceを使うには
  3. 【パターン1】「SuiteS」のネームサーバーを使う
  4. 【パターン2】有料の「DNSアウトソーシングサービス」を使う
  5. 【パターン3】他社のネームサーバーを使う
  6. DNS設定をする前の確認
  7. 「SuiteS」のネームサーバーでGoogle Workspaceを利用する方法
  8. SuiteSのDNS設定画面への行き方
  9. ドメイン所有権の証明
  10. メールのDNS設定
  11. 「DNSアウトソーシングサービス」を使ってGoogle Workspaceを利用する方法
  12. DNSアウトソーシングサービスのDNS設定画面への行き方
  13. ドメイン所有権の証明
  14. メールのDNS設定
  15. まとめ

こんにちは。

今回は、名づけてねっとでGoogle Workspaceを利用する方法についてご紹介します。

名づけてねっとは法人利用がほとんどとの事ですので、Google Workspaceを検討されている方も多いのではないでしょうか。

なお、その他のドメイン業者での利用については、こちらの記事をご覧ください。

■ドメイン事業者別Google Workspace利用方法の記事一覧
導入・設定ガイドの記事一覧を見る

また、こちらの記事でGoogle Workspaceを使う上でのDNSについて解説しています。DNSの理解を深めたい方は合わせてご覧ください。

Google Workspace 担当者のためのDNS講座

設定の流れのおさらい

Google Workspace登録後の設定の流れのおさらいをしておきましょう。まだGoogle Workspaceに登録していない方は、こちらのリンクより登録してください。

→ Google Workspace登録へ(無料お試し付き)

本記事では、ドメインのDNS設定に関わる「ドメイン所有権の証明」と「メールのDNS設定」について解説します。

名づけてねっとでGoogle Workspaceを使うには

名づけてねっとでは、一般的なドメイン業者で無料利用できる「ネームサーバー」が提供されていません。

そのため、名づけてねっとで取得したドメインでGoogle Workspaceを使うためには、以下の3パターンの方法から選択する必要があります。

【パターン1】「SuiteS」のネームサーバーを使う

名づけてねっとの運営元、NTTPCコミュニケーションズが提供しているレンタルサーバーWebARENA SuiteS付属のネームサーバーを使う方法です。

SuiteSはメール機能の無いWebサイト専用サーバーのため、外部のメールサーバーが使用できるようDNS設定機能が付いています。

ただし、Webサイト向けの設定(Aレコード)はSuiteSに固定化されているため、SuiteS以外のWebサイトを利用するDNS設定はできません。(ややこしいですね)

なお、上位の「SuiteX」というメール機能もついたレンタルサーバーもあるのですが、こちらはメールのDNS設定(MXレコード)も固定化されているため、逆に自由なDNS設定ができません。

SuiteSは月額327円(税込)です。対象のドメインでWebサイトを利用しない場合や、WebサーバーとしてSuiteSを使う場合は、次の「DNSアウトソーシングサービス」よりも安価で済みます。

【パターン2】有料の「DNSアウトソーシングサービス」を使う

同社が提供する有料のネームサーバー「DNSアウトソーシングサービス」を使う方法です。年間6,600円(税込)しますが、自由自在にDNS設定できます。

一番シンプルで汎用的な利用方法ですが、一般的に無料で提供されている機能なので割高感は否めません。

【パターン3】他社のネームサーバーを使う

ドメインは名づけてねっとでの登録のみで、ネームサーバーは他社のものを利用する方法です。

他社のネームサーバーのDNS設定画面を使用することになりますので、今回の記事では割愛させていただきます。

今回は、パターン1とパターン2の設定方法についてご紹介致します。

DNS設定をする前の確認

DNS設定をする前に、名づけてねっと側で「SuiteS」または「DNSアウトソーシング」のネームサーバーを使用する設定になっているか確認しましょう。

名づけてねっとの契約者コントロールパネルにアクセスし、ログインします。ご利用サービス一覧から該当ドメインの「詳細」ボタンを選択します。

ドメインコンパネの「ログイン」を選択します。

ドメインコントロールパネルの「ネームサーバー」メニューを選択し、ネームサーバーが「DNSアウトソーシング(有料オプション)」になっていることを確認します。

この画面がとてもわかりにくいので注意が必要です。「SuiteS」も真ん中の「DNSアウトソーシング(有料オプション)」の方に含まれますので、1と2どちらのパターンも真ん中が選ばれていればOKです。

なお、一番下の「Suite」は「SuiteX」用の設定です。紛らわしいですね・・・。

「SuiteS」のネームサーバーでGoogle Workspaceを利用する方法

それでは、上記パターン1の「SuiteS」付属のネームサーバーでGoogle Workspaceを利用する方法をご紹介します。

すでに名づけてねっと、WebARENAにて、ドメインとSuiteSの利用登録は完了している想定です。ドメインの取得がお済みでない方はこちらからご登録ください。

→ 名づけてねっとでドメインを取得する

WebARENA SuiteSの新規受付は終了しています

WebARENA SuiteSは2023年3月31日をもって新規申し込みを終了しました(2026年7月18日に公式サイトで確認)。本章は、すでにSuiteSを契約中の方向けの解説です。これから新規にレンタルサーバーを契約する方は、後継サービスの「SuiteX」など他のプランをご検討ください。

SuiteSのDNS設定画面への行き方

SuiteSサイトマネージャーにアクセスします。サイトマネージャーのURLは、SuiteS登録後の「WebARENA SuiteS 開通のご案内」というメールに記載があります。

初めてサイトマネージャーを利用する場合、管理者メールアドレス登録を促されますが、ここに「@gmail.com」のアドレスを使用すると、認証用のPINコードのメールが届きません。迷惑メールフォルダにも入らないのでご注意ください。私は別のアドレスを使用しました。

サイトマネージャーのメニューの「マルチドメインの登録・変更」を選択し、ドメイン一覧から対象ドメインのDNS欄の「確認」ボタンを選択します。

DNSモード変更にて、DNSモードを「カスタム設定」に変更し、「DNSモード変更」ボタンを押します。これにより、Google Workspace向けのDNS設定が行えるようになります。

DNSレコード一覧欄に、現在のDNSレコードが表示されていると思います。こちらの画面からDNSレコードの新規登録や編集が行なえます。

ドメイン所有権の証明

それでは早速ドメイン所有権の取得を行いましょう。ドメイン所有権の証明に必要な「TXT値」と呼ばれる情報は、こちらの記事を参考にGoogle Workspaceの管理画面から取得し、コピーしておいてください。

【2026年版】Google Workspaceのドメイン設定|所有権の証明をわかりやすく解説

「TXT値」をコピーしたら、SuiteSのDNSレコード一覧の「DNSレコード新規作成」ボタンを押します。

DNSレコード新規作成にて、以下の値を入力し、「設定」ボタンを押します。

項目設定値
NAME何も入力しない
TYPETXT
TTLデフォルトの「86400」でOK
VALUEGoogle Workspaceの管理画面でコピーした「TXT値」。ダブルクォーテーション「”」で囲むこと。

入力に間違いがなければドメインの所有権の証明が完了します。

メールのDNS設定

引き続き、メールのDNS設定を行っていきましょう。

SuiteSのデフォルトのMXレコードは、優先度「10」で自身のサーバーが設定されていますのでこれを修正します。

もし、別のメールサーバーを使用していて、そのMXレコードがある場合は、優先度をGoogle Workspaceよりも低く(優先度100など)して残した上で、Google Workspaceの値を追加します。こうすることで、移行中になにかトラブルがあった場合に以前のメールサーバーに戻しやすくなります。

DNSレコード一覧のTYPEが「MX」となっている行の「編集」を押します。

Google WorkspaceのメールのDNS設定は以下のように入力します。VALUE値は優先度とホスト名を半角スペースで区切って、以下の5行で入力します。

項目設定値
NAME
TYPEMX
TTL3600
VALUE1 aspmx.l.google.com 5 alt1.aspmx.l.google.com 5 alt2.aspmx.l.google.com 10 alt3.aspmx.l.google.com 10 alt4.aspmx.l.google.com

繰り返しになりますが、すでに別のメールサーバーを使っている場合は、Googleよりも優先度を低くして残しておきましょう。(数字が大きい方が優先度が低くなります)

「設定」ボタンを押して登録完了です。

以前のメールサーバーの設定を残しておいた場合は、Google Workspaceへ移行が完了して運用が安定したら削除してしまって構いません。

以上、SuiteSを使ってGoogle Workspaceを利用する方法でした。

「DNSアウトソーシングサービス」を使ってGoogle Workspaceを利用する方法

ここからは、有料の「DNSアウトソーシングサービス」を使ってGoogle Workspaceを利用する方法をご紹介します。

「DNSアウトソーシングサービス」は、名づけてねっとの契約者コントロールパネルの「DNSアウトソーシングオプション」から登録できます。(有料です)

DNSアウトソーシングサービスのDNS設定画面への行き方

DNSアウトソーシングサービスの購入に成功すると、契約者コントロールパネルのご利用サービスに「DNS」サービスの行が追加されますので、「詳細」ボタンを押します。

DNSアウトソーシング画面の「ログイン」ボタンを押します。

DNSアウトソーシングのログイン画面が表示されますのでログインします。ログインIDは、DNSアウトソーシング購入後の「[名づけてねっと] DNSアウトソーシング 契約完了」というタイトルのメールに記載があります。パスワードは最初にリセットする必要があります。

ログインすると、ゾーン編集という画面が表示されますので、ここからDNS設定を行います。なお「ゾーン」とは「DNS情報」と捉えていただいて構いません。

ドメイン所有権の証明

それではドメイン所有権の証明を行いましょう。ドメイン所有権の証明に必要な「TXT値」と呼ばれる情報は、こちらの記事を参考にGoogle Workspaceの管理画面から取得し、コピーしておいてください。

【2026年版】Google Workspaceのドメイン設定|所有権の証明をわかりやすく解説

「TXT値」をコピーしたら、ゾーンレコードの新規追加の「新規追加する」ボタンを押します。

ゾーンレコード新規作成にて、以下の値を入力し、「新規追加する」ボタンを押します。

項目設定値
NAME何も入力しない
TYPETXT
TTLデフォルトの「86400」でOK
VALUEGoogle Workspaceの管理画面でコピーした「TXT値」。ダブルクォーテーション「”」で囲むこと。

入力に間違いがなければドメインの所有権の証明が完了します。

メールのDNS設定

引き続き、メールのDNS設定を行っていきましょう。

まだMXレコードが登録されていない場合は、「新規追加する」ボタンを押します。もし、別のメールサーバーを使用していて、そのMXレコードがある場合は「編集」ボタンを押します。

Google WorkspaceのメールのDNS設定は以下のように入力します。VALUE値は優先度とホスト名を半角スペースで区切って、以下の5行で入力します。

項目設定値
NAME
TYPEMX
TTL3600
VALUE1 aspmx.l.google.com 5 alt1.aspmx.l.google.com 5 alt2.aspmx.l.google.com 10 alt3.aspmx.l.google.com 10 alt4.aspmx.l.google.com

すでに別のメールサーバーを使っている場合は、現在の設定の優先度をGoogle Workspaceよりも低く(優先度100など)して残した上で、Google Workspaceの値を追加します。こうすることで、移行中になにかトラブルがあった場合に、以前のメールサーバーに戻しやすくなります。(数字が大きい方が優先度が低くなります)

入力したら「新規追加する」または「更新する」ボタンを押して登録完了です。

以前のメールサーバーの設定を残しておいた場合は、Google Workspaceへ移行が完了し、運用が安定したら削除してしまって構いません。

以上、DNSアウトソーシングサービスを使ってGoogle Workspaceを利用する方法でした。

まとめ

名づけてねっとでは、無料のメールサーバーが提供されていないため、他のドメイン業者と同じ様に使おうとすると、「SuiteS」や「DNSアウトソーシングサービス」といった有料オプションの契約が必須となります。

また、各サービスでログインも別なので、他社と比べてコストに加え、ひと手間かかる印象です。DNS設定機能自体は一般的な水準でした。

以上、名づけてねっとでGoogle Workspaceを利用する方法をご紹介しました。

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