カスタムルールの優先順位が改善されました
Google MeetのEnterprise Content Delivery Network(eCDN)のカスタムルールが更新され、IPアドレスの範囲が重複する場合でも管理がしやすくなりました。
これまで、あるIP範囲で許可されていても他の範囲でブロックされている場合、ブロックが優先されていましたが、今回の変更で設定の優先順位がトップからボトムの順序で行われ、許可が優先されます。
この変更により、ネットワーク管理者がルールをより柔軟に設定できるようになり、ネットワーク使用の効率化が期待できます。
複数のプライベートIPアドレスに対応
今回の更新により、デバイスのネットワークインターフェースに複数のプライベートIPアドレスが設定されている場合にも対応できるようになりました。
これまではIPv4が優先され、検出されるIPアドレスも1つだけに限られていましたが、今後は全ての設定されたプライベートIPがカスタムルールとのマッチングに使用されます。
これにより、ネットワーク環境が異なるデバイスでも、柔軟に対応できるようになります。
ランダム・ピアリングポリシー改名とツールの改善
従来のランダム・ピアリングポリシーは「テストピアリングポリシー」に改名されました。
これは主にテスト目的に利用され、プロダクションでのフルパフォーマンスを目的としていません。また、このテストピアリングポリシーがMeet Quality ToolのeCDNテーブルに表示されるようになり、どのネットワークが構成されているか視覚的に確認しやすくなります。
今回のアップデートは、Rapid Releaseドメインでは2025年10月6日から、Scheduled Releaseドメインでは2025年10月28日から徐々に展開されるとのことです。
詳しくはGoogle Workspaceの公式サイトをご覧ください。