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スーパー管理者向けにポリシーAPIが登場!Google Workspaceのセキュリティ設定をより簡単に監査

Googleは、Google Workspaceの管理を簡素化するために、新しいツール「ポリシーAPI」を発表しました。このツールはスーパー管理者が、Google Workspace環境のサービスレベル設定やルールをプログラム的にアクセスできるようにしてくれます。

複数の管理コンソールページを一つひとつ確認しなくても、ポリシーAPIを使えば、全体的なセキュリティやコンプライアンスの設定を一度に把握することができます。

ポリシーAPIは現在、読み取り専用のAPIとして提供されていますが、将来的には設定の作成、更新、削除、およびデータ損失防止(DLP)のルールを操作できるようになる予定です。

また、ポリシーAPIを活用することで、特定のカテゴリにおける設定を監査することも可能です。具体的には、認証制御、チャット、クラスルーム、ドキュメントとドライブ、Gmail、グループ、マーケットプレース、Meet、サイト、テイクアウトなどが対象です。

このAPIを使用することで、管理者はDLPルールの設定を詳細に確認したり、既存のDLP検出器を読み取ったり、管理者が変更したシステム定義アラートを確認することができます。

これにより、企業はセキュリティリスクをより効率的に管理し、サイバー脅威の増大に対応することができるでしょう。スーパー管理者は、このポリシーAPIを活用して、自身の組織のポリシー設定が適切であるかどうかを確認することができます。

特に、アメリカのサイバーセキュリティおよびインフラセキュリティ庁(CISA)が提供するガイダンスに基づき、セキュアなクラウド業務アプリケーション環境を構築する上で、非常に役立つツールといえるでしょう。

この新機能はすでにすべてのGoogle Workspaceユーザーに利用可能ですので、興味のある方はぜひ活用してみてください。詳しくは公式の開発者ドキュメントを参照してください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。