Google Workspaceでは、組織のさまざまなグループを管理する「グループ管理者」の役割において、セキュリティグループや非セキュリティグループへの役割割り当てが可能になったことを発表しました。
従来は、グループ管理者には組織内のすべてのグループへのアクセス権が与えられていましたが、この変更により管理者はグループの管理責任をより細かく委任することができるようになります。
これにより、最も機密性の高いグループへのアクセスを、その必要がある人にのみ限定することに繋がります。オープンベータ版として提供されており、特別なサインアップ作業をすることなく誰でも機能を利用できます。
管理者はCloud Identity Groups APIや管理コンソールを通じてグループをセキュリティグループとして割り当て、その後はAdmin SDK Groups API、管理コンソール、またはCloud Identity Groups APIを使用してこれらのグループを管理できます。
こうした変更は、セキュリティやプライバシーのリスクを抱えた組織において、管理者が必要なケースでのみ限定的にグループへのアクセスを許可することが可能になるため、内部のデータ管理やアクセス制御の機能を向上させることが期待されます。
このアップデートは、Google Workspace Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Plus、Education Standardの顧客に対して利用可能です。
この新機能について詳しく知りたい場合は、サポートセンターでさらに情報を確認することができます。エンドユーザーには影響はなく、特別な操作を要求されることはありません。
導入は2024年2月26日から段階的に行われ、15日間で機能が順次展開される予定です。詳しくは参照元サイトにてご確認ください。