Googleは、教育機関向けのGoogle Workspaceにおいて、Geminiアプリのサポートをさらに充実させました。このアップデートにより、Google Workspace Education Fundamentalsを含む全てのエディションで、Geminiアプリ関連のデータをGoogle Vaultを用いて検索・エクスポートできるようになりました。
特に注目したいのは、管理者の方がeDiscoveryの業務においてGeminiアプリの会話を検索し、結果をエクスポートする作業が可能になったことです。
これにより、ユーザーや日付などさまざまなフィルターを使用することで、迅速に必要な情報を検索し、国内外でも頻繁に行われる法的調査や情報監査などの場面で非常に役立ちます。
具体的な利用シーンとしては、教育現場でのトラブルの原因を探る際や、学習の進捗を追跡する時など、即座に詳細な情報を引き出せることが大きな強みになります。
そして、これらの会話はXML形式でエクスポート可能であり、UIやAPIを通じて簡単に操作可能です。さらに、Google Workspaceの管理者は、Admin Consoleを使ってドメイン内でのGeminiアプリの利用状況を集計したレポートを確認することもできます。
これにより、教育現場におけるAIツールの活用状況を具体的に把握し、さらに有効に活用するための方策を考える材料になることでしょう。この機能は既にBusiness PlusやEnterprise Plusなどでも利用可能で、教育現場のみならず多岐にわたる分野での応用が期待されます。
詳しく知りたい方は、参照元サイトでの確認をお勧めいたします。
