Googleは、未管理アカウントを管理アカウントに変換する手間を省くための新しい自動化機能、「競合アカウント管理ツール」を発表しました。未管理アカウントとは、独自に組織のドメインを使用してGoogleアカウントを作成したユーザーのことを指します。
この新機能の利用価値は大きく、特に企業メールアドレスを使用して登録される個人のGoogleアカウント(競合アカウント)の解決に有効です。これらのアカウントは管理者が操作することができず、これは組織のデータを保護するために管理者が適用可能な範囲を超えています。
さらに、競合アカウントを調整し、ユーザーをGoogle Workspace & Google Cloudに導入する作業は管理者にとっての負担となっていました。
「競合アカウント管理ツール」は、これらの問題を効率的に解決します。大規模な顧客向けのスケーラブルなソリューションとして、ビジネスアカウントへの移行にかかる時間の削減やGoogle WorkspaceとGoogle Cloudの採用を加速し、管理者の負担を軽減することが期待できます。
具体的には、管理者は未管理アカウント解決のための設定をAdminコンソール内で行うことができます。また、未管理アカウントを強制的に移管するための招待を自動的にユーザーに送信することができます。
もしユーザーがこの招待を辞退または無視した場合、管理者はユーザーのメールアドレスを引き継ぐオプションも持っているため、アカウント管理の一元化が図られます。
この機能は全てのGoogle Workspaceユーザーに対して利用可能となり、詳細はリンク元のドキュメンテーションにてご確認いただけます。
参照元サイト:Resolve conflict accounts faster with the new Conflict Accounts Management tool