Googleは、クライアント側で暗号化されたGoogleドキュメントを閲覧する際に、提案機能が表示されるようになったと発表しました。このアップデートにより、編集権限を持つユーザーは、提案の追加、編集、承認、拒否が可能となります。
これは、コメントやアクションアイテムを含む既存の暗号化済みドキュメントの機能を強化するものです。これまで、セキュリティが求められる環境ではクライアント側での暗号化が重要でしたが、提案機能が加わることで、暗号化されたドキュメントでも通常のドキュメントと同じようにユーザーエクスペリエンスが向上します。
データは引き続き、あなたが管理する暗号鍵の背後で保護されるので、安全性も確保されています。この新機能は、Google Workspace Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus、Frontline Plusのユーザーに対して提供され、管理者はドメイン、OU、グループ単位でクライアント側の暗号化を有効にすることができます。
セキュリティが重視される組織や教育機関での活用が期待されます。展開は、2025年6月4日から15日間を目処に段階的に行われる予定ですので、意識してお待ちくださいね。
具体的な暗号化ファイルの扱いについては、Googleヘルプセンターを参照してください。
