Google Workspaceが、管理者の皆さまに向けてモバイルデバイス管理(MDM)の権限委譲機能を更に細かくコントロールできるよう新たなアップデートを発表しました。
これにより、管理者は特定の組織単位(OU)ごとに権限を割り当てることが可能となり、OUに必要な範囲だけにアクセスを限定することで、セキュリティの層を一層強固にします。
この機能はオープンベータ版として提供され、特定のベータプログラムへの登録なしでご利用いただけます。
組織単位レベルでのカスタムロールの作成
管理者は新しいカスタムロールを作成し、それを特定のOUに割り当てることによって、細かい範囲での管理が行えるように設定できます。
これにより、組織内のセキュリティポリシーを柔軟に適用し、無駄な管理権限の付与を避けることができます。
OUレベルでの権限の割り当て
OUレベルでの権限割り当てによって、MDMを使用して組織内のモバイルデバイス管理がより緻密に運用できるようになります。
例えば、特定の部門のみに業務用スマートフォンの設定変更権限を与えるなど、役割に応じた運用体制を強化できます。導入方法については、Google Workspaceの管理者向けヘルプセンターで詳しく解説されています。
エンドユーザーの皆さんには特に影響はありませんし、対応が必要な場合もございません。この新機能は、2024年2月15日から順次公開される予定であり、全てのGoogle Workspaceのお客様が利用可能です。
詳細は管理者向けヘルプセンターにてご確認いただけます。このアップデートにより、組織内のデバイス管理がより安全で効率的に実施できることでしょう。