Googleは、コンテキスト認識アクセス(CAA)において新たに「注意」モードを導入しました。これにより、管理者が設定した条件を満たさない場合にユーザーに注意メッセージが表示されるようになりました。
この機能は特に、少しでも安全性に疑問のある状況でアプリにアクセスしようとするユーザーに対して警告を発し、リスク回避策を講じてもらうのに役立ちます。
「注意」モードは、アクセスそのものをブロックするものではありませんので、ユーザーは警告が表示された場合でもそのまま続行することが可能です。この機能は、行政の手間を軽減しつつ、ユーザー教育にも活用でき、安全な作業環境の維持に貢献します。
警告メッセージは48時間ごとに表示され、ユーザーのデバイスやセッションが条件を満たしていない場合に通知されます。これにより、利用者への負担を最小限に抑えつつ、適切な注意を促すことが可能です。
さらに、警告が発信されたイベントやユーザーがその警告を確認したかどうかの記録をCAA監査ログやセキュリティ調査ツールで確認することもできます。
この新機能は、Google Workspaceのフロントライン標準版およびプラス、エンタープライズ標準版およびプラス、エデュケーション標準版およびプラス、エンタープライズエッセンシャルズプラス、クラウドアイデンティティプレミアムのユーザーが利用可能です。
これにより、より高度なセキュリティ管理を実現し、組織全体でのベストプラクティスの普及を促進します。詳しくは参照元サイトにてご確認ください。


