Google Workspaceのセキュリティ機能として、クライアント側での暗号化がデータ流出防止（DLP）ルールの条件の一つとして利用可能になりました。
これにより、管理者は外部への共有を試みる前にユーザーに警告したり、外部共有をブロックしたりするよう設定することができるようになります。また、ドキュメントに対するダウンロード、印刷、コピーの操作をコメント投稿者や閲覧者に制限する等、より詳細なコントロールが行えます。
これらの操作はアラートセンターに通知され更なる調査を行うことも可能です。クライアント側での暗号化は、Workspaceで使用される最新の暗号標準を超え、組織に私的な暗号鍵の完全な管理権とプライバシーを提供します。
DLPルールとクライアント側での暗号化を組み合わせることで、管理者は機密データや情報を取り囲むセキュリティフレームワークをさらに強化することができます。
Google Workspace Enterprise Plus、Education Standard、およびPlusのユーザーに対して2024年4月24日から順次ロールアウトが始まります。
DLPルールの作成方法やクライアント側での暗号化機能の詳細については、ヘルプセンターで確認できます。一方、エンドユーザーは暗号化されたファイルを Drive、Docs、Sheets、Slides でどのように扱うかについてのヘルプセンターを参照できます。
このアップデートによって、組織は自身のデータへのコントロールを強化し、セキュリティ要件の高い業界や企業において、さらに信頼性の高い情報管理が実現することでしょう。
特に機密性の高いデータを取り扱う際の安全性が向上し、安心してGoogle Workspaceを利用できる環境が提供されます。詳しくは参照元サイトにてご確認ください。
