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Google Meetのクライアント側暗号化通話に外部参加者が参加可能に

Google Workspaceは、Google Meetのクライアント側暗号化通話に対して、外部の参加者を招待できる機能を追加するアップデートを発表しました。

これにより、Googleアカウントを持たないユーザーを含む外部の利用者も、事前に設定されたIDプロバイダーを使用して会議に参加することが可能になります。

管理者は外部の参加者がアクセスできるように、IDプロバイダーやKACLSの設定を更新する必要があります。組織の方針に沿ったアクセス許可を設定することで、企業や教育機関は、他のステークホルダーとの安全なコラボレーションを実現できるようになります。

このアップデートのメリットは、ミーティング参加者だけが通話内容を復号できるという点で、Google Meetのプライバシーとコンプライアンス機能を強化します。

また、ミーティング中のチャットメッセージの暗号化、共同ホストサポート、モバイルデバイスからの暗号化会議への参加など、セキュリティ機能が一段と充実しました。

会議を組織するエンドユーザーは、Googleカレンダーイベントにおけるミートビデオ会議の設定から「暗号化の追加」を選択することでクライアント側暗号化を有効にできます。

外部IDサービスやゲストのアクセス設定は、組織の管理者に問い合わせることが必要です。外部の参加者は、IDプロバイダーがサポートする認証方法を使用して自身の身元を証明します。

認証方法はプロバイダーによって異なりますが、例えばGoogleやMicrosoftのアカウントでログインしたり、一度きりのパスワードが記載されたメールを受け取ったりすることが挙げられます。

2024年4月23日から、RapidリリースとScheduledリリースドメインの両方で全ての機能が展開を開始し、Google WorkspaceのEnterprise Plus、Education Standard、Education Plusのユーザーが利用できます。

より安全な情報共有や遠隔地とのコラボレーションが求められる昨今、Google Meetのこの新しい機能はきっと役立つことでしょう。詳細はGoogle Workspaceのヘルプセンターや関連ブログをご参照ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。