Googleは新たに、クライアント側で暗号化されたMicrosoft Wordファイルを、Googleドキュメントで編集できるベータ版を開始しました。
このアップデートにより、Google Workspaceを利用しながらも、普段使い慣れたツールやフォーマットで作業ができ、クライアント側の暗号化によって機密データの安全性を保つことが可能になります。
この新機能は、特に企業や教育機関など、情報セキュリティを重視する組織で重宝されるでしょう。たとえば、機密性の高いドキュメントを扱う部署では、暗号化されたWordファイルをそのまま編集し、元のフォーマットに保存できるようになったことは、大きな利点となります。
なお、.docx ファイルのみが対応しており、他のWordファイル形式はサポートされていません。また、最大ファイルサイズは20MBまでとなっています。
編集時には特定機能の互換性に課題が生じる場合があるため、編集中に失われる可能性がある機能について通知が表示されるとのことです。このベータ版はGoogle Workspace Enterprise Plus、Education StandardとPlus、そしてFrontline Plusの利用者に提供されており、管理者は申請フォームを通じてアクセスをリクエストできます。
詳細はGoogle Workspaceのヘルプセンターでご確認ください。
