Googleは、Google Chatの使用状況をより詳細に把握できる新しい分析機能を発表しました。この機能により、管理者はチームがChatをどのように利用しているかを理解しやすくなり、エンゲージメントの分析や導入の推進、安全機能の設定などが可能になります。
個人のプライバシーを守りながら、グループや組織レベルでのデータを集約し、管理者に関連するインサイトを提供します。
カスタムダッシュボードでの活用
本日から、Admin SDK Reports APIを通じて、customerUsageReports.getとuserUsageReports.getが利用可能になりました。
これにより、カスタマイズされたダッシュボードやレポートツールでChatの使用状況データを分析するための新たな方法を管理者に提供します。具体的なデータとしては、組織全体で送信されたメッセージの数や、会話タイプ別のメッセージ(ダイレクトメッセージ、グループチャット、スペース)、メッセージの種類(通常、ボイス、ビデオ、ハドル)、添付ファイルの有無、外部ユーザーを含む会話へのメッセージの送信などが含まれます。
また、組織が所有するスペースの数、アクティブなユーザー数、特定のユーザーによるアクションの数など、さまざまなメトリクスが最大28日間の期間で利用可能です。
チャット監査ログの強化
さらに、チャットの使用状況に関する新たなコンテキストを提供するために、チャット監査ログに4つの新しいフィールドと1つの追加イベントを追加しました。
会話の所有権、会話の種類、メッセージの種類および添付ステータスに関する情報が新たに取得可能です。「会話読み」という新しいイベントも追加され、ユーザーが会話を開いて未読メッセージを読むたびにイベントが記録されるようになりました。
このような情報を活用して、管理者はより詳細なカスタムレポートを作成できます。詳しい情報については、参照元サイトをご覧ください。