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Google Chatの自動削除機能がより進化!最大数年の期間指定も可能に

Google Chatに新機能が追加され、選択されたGoogle Workspaceエディションの管理者は、メッセージ削除の期間を自動的に定義できるようになりました。

本記事では、この機能について詳しくご紹介します。

更新内容

Google Chatのメッセージ自動削除機能が追加されます。管理者は、1:1の会話、グループ会話、スペースのメッセージについて、特定の期間が経過したら自動的に削除されるように設定できます。

ただし、履歴が有効な場合に送信されたメッセージに適用され、自動削除の期間は30日から数年まで変更可能です。この機能は、Google Workspace Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plusのカスタマー向けに提供されます。

自動削除ポリシーをVault保持ポリシーと組み合わせて使用している場合、Vaultポリシーが優先されます。管理者はOUレベルで設定可能ですが、グループメッセージとスペースはドメインレベルで設定可能です。

ユーザー側に特に設定はありません。この機能は会話の整理の助けとなり、保持要件に準拠するためのものです。さらに詳しい情報はヘルプセンターの記事で確認できます。

利用シーン

利用シーン:
この機能は、企業や団体内でのコミュニケーションをより効果的かつ効率的にするために役立ちます。例えば、業務上の秘密や重要な内容を含むメッセージを一定期間で削除することで、情報漏洩やセキュリティ上の問題を回避することができます。

また、長期間保存する必要のない情報や雑談的な内容を自動的に削除することで、チャット内のメッセージを整理することができます。さらに、企業内のルールや法令に準拠するために必要な場合もあります。

たとえば、金融業界では、情報共有の際には証拠保全としてメッセージの保存が必要な場合があります。この機能は、そのような状況にも対応できるため、企業内での情報共有やコミュニケーションの改善に役立ちます。

リリース日

この機能は、2023年4月28日よりGoogle Workspace Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plusのエディションで利用可能となります。

Rollout paceはRapid ReleaseとScheduled Release domainsで、gradual rolloutになります。

機能使用可能まで最大15日ほど要する場合があります。

まとめ

Google Chatのメッセージ自動削除機能の追加は、ある意味で利用者にとって嬉しい機能です。また、管理者の方々はより細かい設定を行うことができるため、適切な期間にメッセージが消えていくことで、会話履歴の整理や情報の保護に役立てることができます。

ソース記事:Set a custom time period for messages to automatically be deleted in Google Chat

最後までお読みいただき、ありがとうございました。