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iOSデバイスの問題を防ぐ!Google WorkspaceでのApple push通知証明書の自動更新方法とは?

Google Workspace Updatesにて、iOSデバイスの進化したモバイルマネジメントに重要な要素であるApple Push Notification Service(APNS)証明書の更新のお知らせがありました。

更新期限までの期間や更新完了後などの通知をAlert Centerと電子メールにて行うことで、ユーザーが期限を過ぎないように保持しアクションを起こす支援を行います。

今回はこの通知システムの新機能について解説いたします。

更新内容

Google Workspaceの最新更新内容として、APNS(Apple Push Notification Service)証明書の更新に関する新しいアラートセンターの通知が追加されました。

まず、「What’s changing」によると、APNS証明書はiOSデバイスの高度なモバイル管理のために極めて重要な構成要素であり、毎年有効期限が切れるため手動で更新する必要があります。

証明書を更新しない場合、組織のiOSデバイスは証明書の有効期限が切れた後にGoogle Workspaceアプリケーションにアクセスできなくなります。

そこで、Google Workspace Updatesでは、「Getting started」によると、証明書の更新期間を正確に把握し、タイムリーな措置を取るために、有効期限の30、10、1日前、そして証明書が切れた直後にAlert Centerとメールで通知することで、ユーザーに支援しています。

Alert Centerの特権を持つ管理者は、Alert Centerでこれらの通知を見ることができます。さらに、主要な管理者はメールでも通知を受け取ります。

専任の管理者は、APNS証明書を更新することでこれらの通知に対処できます。証明書の更新方法については、「Google Workspace Admin Help: Renew an Apple Push Certificate」を参照してください。

「End users」には、終端ユーザーには影響がなく、操作は必要ありません。

Google Workspace Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus、The Teaching and Learning Upgrade、Education Fundamentals、Frontline、Cloud Identity Premiumの顧客は、Rapid ReleaseとScheduled Release domainsにすぐに利用できるようになりました。

この機能に関する詳細については、「Google Workspace Admin Help: About the alert center」、「Google Workspace Admin Help: Configure alert center email notifications」、「Google Workspace Admin Help: View alert details」を参照してください。

利用シーン

「利用シーン」
この機能は、Google Workspaceを利用している企業の中で、iOSデバイスを使用している従業員がいる場合に役立ちます。APNS証明書は、iOSデバイスの高度なモバイル管理に必要な重要なコンポーネントであり、年に1度の手動更新が必要です。

証明書を更新しなければ、組織に所属する従業員のiOSデバイスでは、証明書が期限切れになった後にGoogle Workspaceアプリケーションにアクセスできなくなる可能性があります。

例えば、バイヤー企業の外回り営業部門では、APNS証明書を更新するための期限通知を受け取ることで、いつでもGoogle Workspaceアプリケーションにスムーズにアクセスできるように保つことができます。

また、IT部門は、Alert Centerやメール通知を通じて証明書の更新期限を認識し、期限切れ前に更新を行うことができます。このように、効率的な証明書の更新を行うことで、従業員がGoogle Workspaceアプリケーションにアクセスするためのスムーズな環境を維持し、業務効率を向上させることができます。

リリース日

この機能は、Rapid ReleaseドメインおよびScheduled Releaseドメインの両方で現在利用可能です。また、Google Workspace Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus、The Teaching and Learning Upgrade、Education Fundamentals、Frontline、Cloud Identity Premiumのお客様が利用可能です。

リリース日については、この更新内容が公開された2021年4月22日が該当します。

まとめ

Google WorkspaceのAPNS証明書の更新を忘れてしまうと、iOSデバイスからGoogle Workspaceアプリケーションにアクセスできなくなる可能性があります。

そこで、Alert Centerとメールで更新期限の通知をし、期限が近づいたら更新のアクションを促す機能が追加されます。管理者は必ず確認し、更新を怠らないようにしましょう。

ソース記事:New Alert Center notifications for Apple push certificates

最後までお読みいただき、ありがとうございました。