こんにちは。
今回Googleは、日々進化しているGoogle Workspaceの一部として、Google Classroomも新たなフィーチャーをリリースしました。それが「評価期間」という新機能です。
これは、教師が学年を区切って評価期間を設定し、課題や成績を管理できるようになる画期的な機能です。早速、具体的に内容を確認してみましょう。
更新内容
以前、GoogleはGoogle Classroomの課題を生徒情報システムへエクスポートする際に評価カテゴリ情報を含める機能を発表しました。
今回の新機能、「評価期間」は、その取り組みをさらに発展させたものです。教師はこれにより学年を任意の期間に区切り、それぞれの期間ごとに課題の管理や成績の評価を行うことができるようになります。
更に、「成績簿」ビューでは評価期間ごとにフィルタリングして学生をソートすることが可能になり、学生のパフォーマンスの推移を時間経過で観察できます(評価期間全体の集計または特定の評価期間内で)。
利用シーン
例えば、教師は学期ごとに評価期間を設定し、その学期中に提出された課題やテストの成績を詳細に管理することができます。
また、時間経過に伴う学生のパフォーマンスの推移を確認することにより、指導計画をより精緻に調整することが可能になるでしょう。
リリース日・対象ユーザー
本機能は下記のスケジュールで最大15日間かけて展開されます。
Rapid Releaseドメイン | 2023年6月2日から展開 |
Scheduled Releaseドメイン(通常はこちら) | 2023年6月2日から展開 |
対象となるユーザーは、Google Workspaceの以下のエディションのユーザーとなります。無料のGoogleアカウントも利用できません。
Education Plus
Teaching and Learning Upgrade
まとめ
Google Classroomの新機能「評価期間」は、教育現場での情報管理を一層スムーズにし、教師の負担を軽減するための重要なステップと言えます。
学年全体を細分化して評価期間を設定することで、課題と成績の管理がより柔軟に行えるようになります。さらに、学生のパフォーマンスの推移を時間経過で観察することで、指導計画の最適化にも寄与します。
Google Classroomを使用している全ての教師にとって、これは間違いなくうれしいアップデートとなるでしょう。ただし、利用可能なユーザーは限定的なので注意が必要です。この新機能を有効に活用し、教育現場の効率をさらに向上させましょう。
ソース記事:Plan, organize, and analyze assignments and grades with grading periods in Google Classroom