Googleが最新のDeveloper Preview Programを通じて、Google Meet Web Add-ons SDK(ソフトウェア開発キット)を公開しました。
このSDKを使って、開発者は自らのアプリをGoogle Meetに直接組み込むことができるようになります。これにより、ユーザーは会議中にアプリをインストールし、開くことができ、メインステージまたはサイドバーで協力しながら作業を進めることができます。
もともとGoogleは、開発者プレビュープログラムを通じて、Google Meet APIの提供を開始していました。このMeet Add-ons SDKは、これらのプラットフォーム機能を拡張し、開発者がMeetのUIに直接アプリやワークフローを組み込むことを可能にします。
アドオンは、メインステージ(会議の焦点となる場所)や会議のサイドパネルに表示され、ユーザーは会議の議論に集中しつつ、データの共有、アンケートの実施、レコードの更新などが行えます。
Atlassian、Figma、Lucid、Miro、Read.ai、Polly.aiなどのパートナーは既にMeet Add-onsを開発し、リリースしています。
Google Meetのインタラクティブなインターフェースに他の開発者がどのようなアプリやワークフローを組み込むか、非常に期待されています。今回のDeveloper Public Preview中は、アドオンは特定のドメイン内でのみデプロイ可能で、Google MeetのWeb版でのみアクセスできます。
Googleは今後数ヶ月間に、AndroidとiOS向けのMeet Add-ons SDKも発表する予定で、これによりモバイル端末でもこれらの機能が利用できるようになります。
プレビューSDKにアクセスするには、Google Workspace Developer Preview Programに参加する必要があります。
Google Meetの会議に参加している方々は、アプリを使用してホワイトボードでコラボレーションを行ったり、最新のデザインファイルでブレインストーミングを行ったりするなど、Meetユーザーインターフェースを離れることなく、ますます便利に活用できるようになるでしょう。
詳しくはGoogle Workspace Developer Preview Programのサイトやヘルプセンターで、Meet Add-onsの管理方法や使用方法をご確認ください。