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Google Meetのライブ配信で帯域幅を大幅に削減するeCDNサポート

Googleは、Google Meetの超低遅延ライブ配信において、新しい機能としてEnterprise Content Delivery Network(eCDN)のサポートを導入しました。

これにより、特に大規模な会議やイベントの際に、インターネットゲートウェイへの負荷を劇的に軽減することが可能です。

eCDNの特徴と利便性

eCDNは、ピアアシストメディア配信という方法を用いてライブ配信コンテンツを自動的に近隣のピア間で共有する技術です。

これにより、Googleサーバーからのコンテンツ取得が減少し、ボトルネックの回避が期待できます。特筆すべき点は、エンドユーザー側での追加のソフトウェアやハードウェア、操作が一切不要で、自動的にバックグラウンドで機能することです。

具体的な利用シーン

ライブ配信は、全社ミーティングや週次放送、その他大規模なイベントなど、多くの目的で使用されます。eCDNを利用することで、高品質かつ一貫した低遅延の視聴体験を提供することができます。

例えば、全社員が一斉に視聴する全社ミーティングにおいても、帯域幅が大幅に削減されるため、ネットワークパフォーマンスの向上が期待できます。

管理者の設定と導入手順

この機能はデフォルトでは無効となっており、管理者が管理コンソールの「Apps > Workspace > Meet > eCDN設定」から有効にする必要があります。

また、必要に応じてサブネットレベルでの詳細な設定も可能です。導入後の設定や活用に関しては、Googleのヘルプセンターで詳しく解説されています。

エンドユーザーはChrome 121以降のバージョンを使用することで、最高品質の超低遅延ライブ配信の恩恵を受けることができます。eCDNは、全てのGoogle Workspaceユーザーに対して提供されており、一部の顧客にはこの更新の展開が遅れる可能性があるとのことです。

是非、自社でのライブ配信効率化に、この新機能を活用してみてください。詳しくは参照元サイトにてご確認ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。