Googleが、ビデオ会議の利便性を高める新機能を発表しました。AndroidベースのGoogle MeetハードウェアであるPoly製品群において、Cisco WebexおよびZoomとの間での互換性をサポートするようになります。
具体的には、Poly Studio X30、X50、X52、X70といったデバイスが含まれます。従来、Google MeetやCisco Webex、Zoom間の互換性は限定されていましたが、このアップデートにより、たとえばPoly製のMeetハードウェアを使用してWebexやZoomの会議に参加する際に、ビデオ会議の基本機能を用いることが可能になります。
ただし、アンケートや有線プレゼンテーション、デュアルスクリーンサポートなどの一部高度な機能は、Poly MeetハードウェアでWebexやZoomの会議に参加する際には利用できない場合がある点には注意が必要です。
管理者は、Workspace管理コンソールから、デバイス単位での互換性の有効・無効を選択でき、この新機能をサポートするデバイスでの利用に追加の費用は発生しません。
エンドユーザーは、管理者が有効にした場合、Poly製のAndroidベースGoogle Meetハードウェアデバイスから、あらかじめ設定されたWebexやZoomの会議に簡単に参加できるようになります。
このように会議システム間の壁を低減することで、自社内で利用しているシステムが異なる他社とのコミュニケーションがスムーズに行え、効率的なリモートミーティングが展開できるようになります。
国際的なビジネスの場や、多様なツールを組み合わせて使用する必要がある場面で特に役立つアップデートとなるでしょう。新機能の展開は2024年1月16日より順次開始され、Google Workspaceのすべての顧客でGoogle Meetハードウェアのサブスクリプションがあれば利用可能です。
詳細については、公式ヘルプセンターをご覧ください。
