Googleは、Google Meetハードウェアに関する管理ログイベントの情報をより詳細にすることで、監査トレイルをより包括的で正確にし、管理者がGoogle Meetハードウェアに関する操作をより理解しやすくするアップデートを発表しました。
これにより、組織のセキュリティが向上し、トラブルシューティングも容易になります。
新しいイベントタイプ「GOOGLE MEET HARDWARE」の導入
まず、「HANGOUTS DEVICE SETTING」イベントカテゴリーが廃止され、新しいイベントタイプ「GOOGLE MEET HARDWARE」が導入されます。
この変更により、Google Meetデバイスに関する管理コンソール内のさまざまな設定変更が「GOOGLE MEET HARDWARE」としてログに記録されます。
具体的には、Meetデバイスのライフサイクル状態変更、所属するOU(組織単位)の変更、デバイスプロパティの変更、デバイスに対するコマンドの実行などが含まれます。
追加フィールドの活用でさらに詳細な情報把握が可能に
新しいイベントに関連する追加フィールドとして、デバイスIDやシリアル番号のリソースID、デバイスタイプ(常に‘meet’)などが表示され、設定に関連する情報やミーティングコードなどの追加情報も確認できるようになります。
これにより、管理者は細かいデバイスの操作や設定の変更が追跡しやすくなります。
ハードウェア管理の効率化とセキュリティの強化
このアップデートにより、Google Meetハードウェアを使用する際の管理がさらに効率化されます。
たとえば、デバイスの接続やリブート、診断の実行などの操作が一括管理・実施できるため、トラブルシューティングやデバイス管理がよりスムーズになります。
また、詳細な情報の取得により、セキュリティ面での管理も強化され、オーディットトレイルを通じて組織全体の安全性を高めることが期待されます。この新機能は、Google Meetハードウェアデバイスを利用するすべてのGoogle Workspaceの顧客に影響があり、順次展開が予定されています。
詳細については公式のヘルプセンターをご確認ください。



