Google Sheetsに、データを整理しやすくする「テーブル」機能が追加されました。これまでのスプレッドシートでは、データの入力や更新を複数人で行う際に、データの構造やフォーマットを維持するのが難しい作業となっていました。
しかし、この新機能の導入により、スプレッドシート作成が格段にシンプルかつ迅速になります。「テーブル」は未整理のデータ範囲をフォーマットと構造で整え、データの入力・更新作業が極めて効率的に行えるように設計されています。
対象のデータ範囲を選択し、「フォーマット > テーブルに変換」を使うだけで、列のタイプやフィルター、色分け、ドロップダウンメニューなど、洗練された設計でデータを整理することができます。
テーブル機能を利用する際の主なメリットは以下の通りです。- 自動適用フォーマット:テーブルに変換すると、Sheetsが自動的にフォーマットを適用し、手動で修正する必要を減らします。
– 列タイプ:各列に日付、通貨、ドロップダウンなどの適切な列タイプを設定でき、適切なフォーマットでデータを入力できます。- 統合メニュー:テーブルの上部には、テーブル設定の管理やフィルタービューの作成などアクションを行うメニューが用意されています。
– テーブル参照:テーブルやテーブルの一部を式の中で参照するための特別な方法で、追加や削除が行われても参照が更新されます。さらに、プロジェクト管理、在庫管理、イベント計画など日常業務に必要な一般的なデータタイプで事前に作成されたテーブルが用意されており、毎回ゼロからスプレッドシートを作成する必要がなくなりました。
この「テーブル」機能は、チームがデータを整理し、共有しながらもその一貫性と整合性を保持するのに役立ちます。特にプロジェクトの進捗管理、イベント計画、在庫管理などの情報を追跡・整理する際に適しています。
Google Workspaceのすべての顧客、Google Workspace Individual加入者、個人のGoogleアカウントを持つユーザーが利用できるようになります。
この機能について詳しく知りたい方は、ヘルプセンターで「Google Sheetsのテーブルを使用する」をご覧ください。