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Google Workspaceで複数のAndroid EMMプロバイダを設定、関連づけ可能に

Google Workspaceが、組織内のAndroid EMM(エンタープライズ モビリティ管理)プロバイダを複数関連付けることが可能となった新機能を発表しました。

これまでは一つの組織内で一つのEMMしか関連付けることができなかったのが、この更新により複数に対応する形となり、より組織内のデバイス管理におけるコントロールを強化できます。

更なる柔軟性:組織内の各ユーザーグループごとに適切なEMMを選択できます。たとえば、エンジニア用に一つのEMM、小売業のスタッフ用に別のEMMを用いることが可能です。

強化されたコントロール:同一のEMMプロバイダの複数インスタンス(例:クラウドインスタンスとオンプレミスインスタンス)を用いて、異なるユーザーグループを管理できます。

簡単な移行:複数のEMMを並行して実行し、古いEMMから新しいEMMへの段階的な移行を行うことができます。特に、異なる職種、部署、業務要件などを有する組織にとっては、それぞれのニーズに合わせた管理が可能となり、より効率的かつスムーズなデバイス管理を実現できると考えられます。

また、個別アプリケーションやGoogle Playストアとの関連性も注目が必要です。複数のEMMを関連付けることで私用アプリの利用可能性に影響が出る可能性があり、EMM iframeを用いて管理されたGoogle Playストアへアクセスすることが必要となります。

この新機能はすでに利用可能で、全てのGoogle Workspaceユーザーが対象となっています。詳しい設定方法や利用方法についてはGoogle Workspaceのヘルプセンターをご覧ください。

参照元サイト:Configure and bind multiple Android Enterprise Mobility Management providers

最後までお読みいただき、ありがとうございました。