さて、色々とGoogle Workspaceの魅力についてお伝えしているこのサイトですが、ここで少し視点を変えて、Google Workspaceのデメリットもご紹介してみたいと思います。
凝ったWebサイトが作れない
※2016年11月にGoogleサイトは大幅リニューアルしました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。「ようやくリニューアル!新しいGoogleサイトはどう変わったか?」
Google Workspaceは基本的にグループウェアですので、純粋に静的なホームページを公開する事ができません。(htmlファイルを置いて公開できるサーバーが無い)
ですので、ちゃんとしたコーポレートサイト(企業のホームページ)を公開するには、Google Workspace以外で準備する必要がある。というのが現状です。
とはいっても、まったくできないわけではありません。
Googleサイトという機能があります。HTMLをコーディングすること無くホームページを公開できますが、どちらかと言うと社内向けのポータルサイトを構築する機能であり、社外向けの高品位なWebサイトを作るのにはあまり向いていません。
その理由として、細かいデザインカスタマイズができない、用意されているテーマがダサい(もう何年もアップデートされていない)、ページフッターに「最近の更新履歴」や「不正行為を報告」というリンクが必ず表示される、といった事があります。
ちょっとした一時的なサイト。という用途であれば十分でしょう。
頑張れば、このぐらいのサイトまで作れますが、ここまで頑張るなら、普通にHTMLをレンタルサーバーに置いたほうが楽です。
Webサーバーとしてのニーズはあると思うのですが、残念ながらGoogleサイトについては、Googleはあまり力を入れていないようです。まぁ、グループウェアなので仕方の無いことかもしれませんが。。。
Webサイトを作る方法はたくさんあるので、別の機会に詳しく紹介したいと思います。
Excelにはまだ負けるGoogleスプレッドシート
Google Workspaceには、Googleスプレッドシートという表計算アプリケーションがあります。Microsoft Excelとほぼ同等の事がブラウザ上でできます。
ほぼ同等といっても、やはり歴史のあるExcelに比べると、まだ細かい部分で追いついていない。というのが現状です。
特に、セルやグラフ、オートシェイプでの細かい設定や装飾、大量データを扱う時のパフォーマンスは、Excelに軍配があがります。
とはいえ、Googleスプレッドシートも表計算としては必要十分な機能を備えており、アプリケーションとしてシンプルにまとまっていて使いやすい印象です。
通常利用の範囲内では機能不足と感じるケースはほとんどありません。
また、機能もどんどん進化しています。以前はピボットテーブル機能なんてなかったのですが、いつの間にか使えるようになっていました(笑)
今後Excelとの差は小さくなっていくと予想されます。このスピード感はWebアプリケーションならではでしょう。
外部アプリが充実してない
Google Workspaceには、アプリストアがあり、第三者の作ったアプリケーションをインストールすることができます。
しかし、まだまだアプリの数や品質が乏しく、私も使っているアプリは数えるくらいしかありません。特に日本語に対応したアプリはほとんどありません。
例えば、Googleドライブは、標準ではテキストエディタを搭載していません。ブラウザ上でGoogleドライブでテキストファイルを作成・編集する場合は、テキストエディタアプリをインストールする必要があります。
無料のものを幾つか試してみましたが、どれもイマイチで、WindowsやMacのネイティブアプリほどの機能を持ったアプリを見つけることはできませんでした。
まぁ、そういうニーズが少ないので自然なことかもしれません。
個人的には端末やOSに依存すること無く、全てのPC作業がブラウザ(クラウド)上でできれば革命的だと思うのですが。。。きっと少数派なのでしょう。そういう意味では、ChromeOSには非常に期待しています。
まとめ
後半話が脱線しましたが、、、Google Workspaceもまだまだ完全ではありません。
ただ、Google Workspaceは100%Webアプリケーションなので、アップデートの頻度は他のグループウェアよりも圧倒的に多く、日々進化し続けています。
何ヶ月か後には、この記事は不要になるかもしれませんね。