Google Meetにおいて、より高画質な映像通話を実現する「Full HD」が、一部のGoogle Workspaceエディションで利用可能になりました。
本記事では、この新機能について詳しく解説していきます。
更新内容
【更新内容】
Google Meetビデオ通話におけるFull HD(1080p)対応
【What’s changing】
一部のGoogle Workspaceエディションにおいて、Google Meetビデオ通話の解像度を1080pに設定できるようになりました。
1080p解像度は、1080pカメラを搭載したコンピュータでWebを使用して2人の参加者がいるミーティングで利用可能です。この新しい高精細解像度はデフォルトでオフになっています。
対象ユーザーはミーティングに入る前に1080pオプションについてプロンプトで案内されます。または設定メニューでオン/オフを切り替えることもできます。
なお、1080pビデオを送信するには追加の帯域幅が必要です。デバイスの帯域幅が制限されている場合、Meetは自動的に解像度を調整します。
【Getting started】
管理者:この機能に対する管理者制御はありません。1080pビデオ通話の帯域使用に関する詳細については、当社のヘルプセンターをご覧ください。
エンドユーザー:この機能はデフォルトでオフになっていますが、ユーザーによって有効にすることができます。Meetで1080pを有効にする方法については、ヘルプセンターをご覧ください。
【リリース日】
Rapid Releaseドメイン:2023年4月25日以降(機能の可視性に最大15日かかる段階的な展開)
Scheduled Releaseドメイン:2023年5月4日以降(機能の可視性に最大15日かかる段階的な展開)
【利用シーン】
Google Workspace Business Standard、Business Plus、Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Teaching and Learning Upgrade、Education Plus、Enterprise Essentials、Frontlineのお客様、および2TB以上のストレージスペースと対応デバイスを持つGoogle Oneのサブスクリプションユーザーは利用可能です。
一方、Google Workspace Essentials、Business Starter、Education Fundamentals、Education Standard、Nonprofits、G Suite BasicおよびBusinessのお客様、個人用Googleアカウントのユーザーには利用できません。
【まとめ】
Google Meetビデオ通話にFull HDの解像度(1080p)が追加されました。ただし、以前と同様にオフになっており、利用する場合は設定でオンにして使用する必要があります。
追加の帯域幅が必要なため、デバイスの帯域幅が制限されている場合は自動的に解像度が調整されます。また、管理者制御は存在せず、ユーザーがオンにすることができます。
利用シーン
利用シーン
この機能は、ビジネスのオンライン会議や学校のオンライン授業など、ビデオ会議を頻繁に行うユーザーにとって有用です。特に、Webブラウザーを使用して会議に参加する場合に、現在のカメラが1080pの場合に利用できます。
また、相手の画質も向上して、よりクリアな画像でのコミュニケーションが可能になります。特に、二人だけの会議であれば、より高品質な映像を味わうことができます。
また、ビデオ会議が頻繁に行われる場合は、画質の向上はビジネスや授業の質を向上させることができます。この機能はビデオ会議の生産性を向上させ、オンラインでの業務や学習の効率性を高めることができるため、多くのユーザーにとって必要不可欠な機能と言えるでしょう。
リリース日
この機能は2023年4月25日からGoogle Workspace Business Standard、Business Plus、Enterprise Starter、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Teaching and Learning Upgrade、Education Plus、Enterprise Essentials、Frontlineの顧客と、Google Oneの2TB以上のストレージスペースを持つ顧客が利用できます。
ただし、Google Workspace Essentials、Business Starter、Education Fundamentals、Education Standard、Nonprofits、G Suite BasicおよびBusinessの顧客や、個人のGoogleアカウントユーザーは利用できません。
リリースは徐々に進み、Rapid Releaseドメインでは最大で15日、Scheduled Releaseドメインでは4月25日以降または5月4日以降に徐々に展開されます。
まとめ
Google Meetのビデオ解像度が1080pになるアップデートについて紹介された記事です。利用には十分な帯域幅が必要で、PCのカメラが1080pである必要があります。
対応するGoogle Workspaceエディションは限られていますが、ユーザーが設定変更することで利用可能になります。2023年4月25日から順次展開され、Google Oneの加入者や学校向けエディションなども利用できます。
ソース記事:Full HD in Google Meet video calls