Google Workspaceは、モバイルデバイスにおいて、新しく作成されるGmailメッセージや返信、Googleカレンダーのイベント、Googleドライブにアップロードされるファイルに対し、クライアント側暗号化(CSE)をデフォルトで適用する新機能を発表しました。
これにより、企業や組織は、機密性の高いデータを常に取り扱う使用者に対して、デフォルトでクライアント側暗号化を設定することが可能になります。外出先でも機密性の高いデータを取り扱う際に、組織のポリシーに準拠した状態で始められるため、法規制やデータ主権の要求に厳密な組織にとっては、コンプライアンスのギャップを埋める助けとなるでしょう。
この機能は、Google Workspace Enterprise Plusの加入者のみに提供される追加オプションであり、カスタマー管理の鍵によって自動的に暗号化され、機動的にデータを保護します。
アドミンは組織単位(OU)レベルでこの機能を設定でき、エンドユーザーはGoogle ヘルプセンターで暗号化されたファイルの扱い方について学ぶことができます。
この変更は2024年2月29日からグラデュアルロールアウトが開始され、15日間で新機能が認識される見込みです。Google Workspaceで更なるデータプライバシー管理を求める企業や組織には、大きな一歩となるでしょう。
詳細情報については、Google Workspaceの更新情報やヘルプセンターをご参照ください。