Googleは、7月5日に「Currents」を終了することを発表しました。Currentsは、Google Workspace(旧称「G Suite」)に組み込まれていた企業向けSNSサービスです。
終了に伴い、同社は4月12日にGoogle Chatへのデータ移行のためのガイダンスを公開しました。Workspaceの管理者は、8月8日までCurrentsのデータをエキスポートできますが、その後はダウンロードできなくなります。
一方、同社はGoogle Chatの新機能を拡充して、社内のチームメンバーが帰属感を失わずに協業できるようにする予定です。たとえば、2022年からは、会話の要約機能によりスペース内のメッセージを常に把握できるようにするなどの機能を追加する予定です。
また、2023年後半には、「Googleグループ」をGoogle Chatのスペースに統合して、メンバー管理を簡素化するほか、Workspace管理者がドメイン全体のスペースを管理するためのツールを提供する予定です。
これまでにもGoogle Chatには、会話に表情を持たせたり、関心を引き付けたりするための機能が展開されています。例えば、メインの会話を妨げることなく、個別のトピックに返信できるインラインスレッドや、カスタマイズされた絵文字機能などです。
同社は、急速に変化するハイブリッドワーク時代において、ユーザーの働く場所や時間を問わず、個人的なつながりと強い帰属意識を構築することが重要であると考えています。
したがって、Googleは、今後も機能向上に取り組んで、ハイブリッドチームのために、コミュニティーと文化の構築を模索するWorkspaceユーザーにとって、Google Chatが最良の選択肢となるようにすることが目標です。
ソース記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/7168965411a7cf99aa113b9576a20a4ced75b8a6