Google Cloud Next ’24の一環として、GoogleはGoogle Workspaceの管理コンソールで行われるセンシティブな操作に対し、複数の管理者が承認する多要素承認機能を導入したと発表しました。
これは、不正アクセスや誤操作によるリスクを抑えることを目的としています。たとえば、2段階認証のポリシーの変更を試みる際、他のスーパー管理者の承認が必要となります。
この機能により、管理コンソールでの操作が単独で行われることなく、不正や誤った変更を防止する追加のセキュリティ層が提供されます。また、承認された後は操作が自動的に実行されるため、リクエストした管理者は追加のアクションを取る必要がなく、効率的です。
この新機能は、2つ以上のスーパー管理者アカウントを持つ適格なWorkspaceユーザーに対して提供されます。デフォルトでは無効に設定されており、管理コンソールの「セキュリティ > 多要素承認設定」から有効化できます。
変更リクエストには詳細が記載され、スーパー管理者はそれを確認して、承認または拒否することが可能です。この機能は、Google Workspace Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus、Cloud Identity Premiumのお客様が利用可能です。
セキュリティを重視する管理者の方は是非、この新しい多要素承認機能を活用してみてはいかがでしょうか。詳しくはヘルプセンターをご覧ください。