例えば「お名前.com」でとったドメインを、レンタルサーバーでWebサイトを公開している場合でも、同じドメインでGoogle Workspaceを利用することは可能です。
しかし、Google Workspaceを利用する際には、ドメインの設定が必要になります。このため、既存のWebサイトに影響を与えることがないか、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、Google Workspaceと既存のWebサイトを併用する際に注意すべき点についてご説明します。
Google Workspaceのドメイン設定について
Google Workspaceを利用する際に必要となるドメイン設定についてご説明します。
Google Workspaceの利用開始時には、「TXTレコード」と「MXレコード」という情報を新たにネームサーバーに追加する形で行います。
ただし、現在公開中のWebサイトのドメインについては、「Aレコード」や「CNAMEレコード」という情報がすでに設定されているはずです。
そのため、Google Workspaceのドメイン設定によって既存のWebサイトが影響を受けることがないように、設定を行う際には注意が必要です。
Google Workspaceのドメイン設定を行う際の注意点
既存のWebサイトに影響を与えないようにするためには、Google Workspaceのドメイン設定に必要な「TXTレコード」と「MXレコード」を追加するだけでなく、現在公開中のWebサイトのドメイン設定についても確認が必要です。
具体的には、「Aレコード」や「CNAMEレコード」が設定されているかどうかを確認し、その情報を変更(もしくは削除)することがないようにする必要があります。
また、すでに「MXレコード」が設定されている場合は、すでに他のメールサーバーが運用されている(または過去に運用していた)という状態です。
Google Workspace導入時は、その情報を上書きすることになるため、そのMXレコードが上書き(削除)されても問題がないか確認しましょう。
以上の点に留意して、Google Workspaceのドメイン設定を行っていただければ既存のWebサイトに影響なくGoogle Workspaceを導入することができます。