こんにちは。
「100%Webサービス」というGoogle Workspaceの最大の特徴により、ユーザーは自分のパソコンをアップデートする事なく、常にGoogle Workspaceの最新機能を利用することができます。
Google Workspaceで新機能がリリースされると、機能の内容や複雑に応じて、以下の3パターンのいずれかで配信が行われます。
- 完全に展開(1日~3日で全てのユーザーに配信完了)
- 段階的に展開(最長15日で全てのユーザーに配信完了)
- 長期的に展開(15日以上かけて配信される)
なお、この配信スケジュールは、GmailやGoogle Meet、カレンダー、ドキュメントなどGoogle Workspace一般ユーザー向けの機能で、管理者向けの機能はこれの適用外です。
デフォルトの設定では、新機能リリース日の「最短1週間」後より上記スケジュールに応じて配信されます。そのため、実際に使えるようになるまで最短1週間~数週間かかるため、利用したい機能がリリースされてもすぐに使えずに、もどかしいケースがあるかもしれません。
そんな時、この「最短1週間」を待たずに新機能が即時配信される設定がありますので、今回ご紹介いたします。
リリース方式を変更する
Google Workspaceの管理コンソール(https://admin.google.com)に管理者でアクセスし、「アカウント」→「アカウント設定」メニューから「設定」欄を選択します。
「リリース設定」の「新機能」欄を選択します。
新機能の設定を「即時リリース」に変更します。デフォルトは「計画的リリース」になっているはずです。変更後「保存」ボタンを押します。
以上で設定が完了しました!これで、Google Workspaceの新機能はリリース時にすぐに配信されます。
Google Workspaceの最新情報をチェックしよう
Google Workspaceの新しいリリース情報は、主に以下のページで確認できます。通常は英語のページの方が情報が早いです。
- Google Workspace Updates ブログ(英語)
- Google Workspace Updates ブログ(日本語)
- Google Workspaceの最新情報
- Google Workspaceの今後のリリース
まとめ
新機能をすぐに使いたいケースの一方で、ユーザー数が多い場合など、管理者が新機能を事前に理解する時間が欲しい場合は「計画的リリース」にしておくことをおすすめします。
ただ、現段階では特定のユーザーのみ新機能を利用するようなオプションは無いため、大規模組織で管理者による事前検証が必要な場合は、別ドメインでテスト用のGoogle Workspace環境を準備しておき、上記リリース方式を「即時リリース」としておくと良いでしょう。
以上、Google Workspaceのリリース方式の変更についてご紹介しました。