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クライアント側で暗号化されたGoogle Docsにコメントやアクションアイテムの追加が可能に

Googleは、クライアント側で暗号化されたGoogleドキュメントでのコラボレーション機能を向上させ、コメントの追加・編集・返信・フィルタリング・削除ができるようになったことを発表しました。

さらに、自分自身や他のユーザーにアクションアイテムを割り当てることも可能です。この機能強化により、暗号化されていないドキュメントと同等の機能を持ちつつ、データをユーザーが管理する鍵によって保護することができます。

また、これらの鍵にアクセスするためのアイデンティティプロバイダもユーザーのコントロール下にあります。この機能はオープンベータとして提供され、特定のベータプログラムに登録することなく利用できます。

現時点ではGoogleドキュメントで利用可能ですが、将来的にはGoogleシートやスライドにも対応予定です。暗号化されたファイルを共有する際には、「閲覧者」または「編集者」の権限のみを割り当てることができ、「コメントのみ」の権限には対応していないことに注意が必要です。

また、コメントはドキュメントが自動保存されるたびに保存されます。以前のバージョンにドキュメントを復元した場合、そのバージョンに追加されたコメントも復元されます。

管理者はドメイン、組織単位(OU)、およびグループレベルでクライアント側での暗号化を有効にすることができます(管理コンソール > セキュリティ > アクセスとデータの管理 > クライアント側での暗号化)。

エンドユーザーは、管理者によってクライアント側での暗号化が有効化されていれば、ドライブ、ドキュメント、シート、スライドでの暗号化されたファイルの操作方法についてヘルプセンターを参照できます。

この新機能の展開は、Rapid Releaseドメインでは2024年1月16日から15日間で段階的に行われ、Scheduled Releaseドメインでは2024年2月1日から15日間で段階的に行われます。

この機能は、Google Workspace Enterprise Plus、Education Standard、およびEducation Plusの顧客が利用可能です。

より詳しい情報は、Google Workspace管理者ヘルプやGoogleヘルプセンター、クラウドブログの該当記事でご確認いただけます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。