Google Chatでスムーズなコミュニケーションを実現する、新たな機能が加わりました。今回は、メッセージに直感的にリアクションをすることができる「Quick reactions」について解説します。
更新内容

Google Chatでメッセージに素早く反応できる「Quick reactions」が追加されました。これは、メッセージ上をホバーすると、よく使う絵文字が表示される機能です。
さらに、フルの絵文字ピッカーや、スレッドで返信するための引用機能などが利用可能です。管理者はこの機能に制御権限はありません。ユーザーは、Web版や最新のAndroidでGoogle Chatを使用する際、自動的にこの改良を確認できます。
Quick reactionsを使用するには、メッセージ上をホバーするか、長押しするだけです。5月16日から15日間、Rapid Release domainsに段階的にリリースされ、5月30日からはScheduled Release domainsで段階的にリリースされます。
この機能は、すべてのGoogle Workspaceユーザー、以前のG Suite BasicおよびBusinessユーザー、個人用Googleアカウントのユーザーに利用可能です。
利用シーン

チャットでの会話や作業をスピーディに行えるようになるシーンにおいて、この機能は有用です。例えば、ワークフローに組み込まれたチャットで返信すべきメッセージが溜まっている場合、早く返信するために、よく使うリアクションをホバーまたはロングプレスで使用することができます。
また、急いでいる場合や、キーボードを使うことができない場合においても、この機能を使うことで、スピーディに適切なリアクションを返すことができます。
この機能は、ビジネスの日常的なチャットでの効率的なコミュニケーションに役立ちます。
リリース日
Google Workspace Updatesで公開されたこの機能は、2023年5月16日からのRapid Releaseドメインと、同年5月30日からのScheduled Releaseドメインで、最大で15日間の展開期間をかけて徐々にリリースされました。
この機能は、すべてのGoogle Workspaceのエディション、そして、G Suite BasicとBusinessのレガシー顧客、さらには個人用Googleアカウントのユーザーにも利用可能です。
管理者による機能の制御は存在しないため、利用する場合はエンドユーザー自身が使い方を覚え、利用することになります。
まとめ
Google Chatの新機能である「Quick reactions」は、メッセージ上でエモジを選択する際に、よく使うものが一覧表示されるため、迅速に反応できるという優れたアップデートです。
また、スレッド返信や引用返信といった機能も追加され、使い勝手が向上している点が魅力的です。2023年5月からの段階的な展開に注目です。
ソース記事:React to messages quickly in Google Chat