Google Workspace

訴求効果アップ!Gmailの新機能「レイアウト」を使ってみた

こんにちは。

先日、Gmailに「レイアウト」と「マルチ送信」という2つの機能がリリースされました。現在はまだ配信中ですが、私の環境では使えるようになりましたので、今回はそのうちの「レイアウト」機能についてご紹介いたします。

※Gmailの「レイアウト」と「マルチ送信」は、Google Workspace Business Standard以上で利用できます。無料のGoogleアカウント、Google Workspace Business Starterでは利用できませんのでご注意ください。

レイアウト機能とは?

今回追加された「レイアウト」機能は、Googleによりデザインされた12種類のレイアウトを選んで、リッチなメールが作成できる機能です。

レイアウトの細かい変更はできませんが、ロゴやメインビジュアル、フッターなどを差し替えてオリジナルのレイアウトにカスタマイズすることもできます。

Gmailでレイアウト機能を使用する

それでは早速、レイアウト機能を使ってみましょう。

Gmailでメールを新規作成し、新規メッセージウィンドウ下部のを選択します。

レイアウトの選択画面が表示されますので、12種類のレイアウトからお好きなものを選択し、挿入ボタンを押します。右にプレビューが表示されますので参考にしてください。

レイアウトの一つを見てみましょう。レイアウトのメールは、主に「ロゴ」「メインビジュアル」「タイトル」「本文」「メインリンク」「ソーシャルリンク」「フッター」で構成されています。※その他のレイアウトでは構成が異なります。

挿入直後の各要素は、サンプルの画像や文章がすでに挿入されていて、これらを自分好みに差し替えてメールを作成していきます。なお、ソーシャルリンクとフッターはカスタマイズしないと挿入されません。

差し替える方法は、各要素をクリックすると下記のようなメニューが表示され、画像の差し替えやリンクの追加・変更、要素自体を削除することもできます。

「代替テキストを編集」というのは、画像要素のみに表示されるメニューで、相手先がテキストメーラーなどで画像を表示できない場合に、変わりに表示される文字列です。会社ロゴであれば会社名を代替テキストにすると良いでしょう。

ということで、当サイトのキャンペーン向けのメールを作成してみました。この様な感じで、ロゴとメインビジュアル、テキストを入れ替えるだけで、とても簡単にリッチなメールを作成することができました。

(レイアウト機能を使ったメール)

同等のテキストメールと比較してみましょう。やはり、レイアウト機能を使ったメールのほうが訴求効果が高い印象を受けますが、いかがでしょうか?

(通常のテキストメール)

オリジナルのレイアウトにカスタマイズする

メールを送るたびに毎回ロゴやフッターを変更するのも大変です。そんな時は、レイアウトをカスタマイズすることができます。

レイアウトの選択画面左下の「デフォルトのスタイル設定」を選択します。

レイアウトの設定の編集画面にて、「ロゴ」「色」「フォント」「フッターの詳細」「ソーシャルリンク」の設定ができます。

色は1色を選ぶと、それに応じた適切なサブカラーが自動で選択されます。リンクは、「メール」「ウェブサイト」「Facebook」「Instagram」「LinkedIn」「Twitter」「Youtube」から複数設定することができ、フッターにアイコンが自動挿入されます。

(ロゴ、色、フォントの設定)
(フッターの詳細設定)
(リンクの設定)

まとめ

レイアウト機能を使ってリッチなメールを作成することで、より訴求効果の高いマーケティング向けのメールを作成できるようになりました。詳細なデザイン変更まではできませんが、シンプルで使いやすい機能にまとまっている印象です。

また、先日ご紹介した「テンプレート」機能も合わせて利用できるので、より効率的なメール作成もできます。テンプレート機能についてはこちらの記事をご覧ください。

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レイアウト機能は、同時にリリースされた「マルチ送信」機能と合わせて利用すれば、メルマガやマーケティングメールの強い味方になるでしょう。マルチ送信機能については次回詳しくお届けいたします。

以上、Gmailの新機能「レイアウト」についてご紹介いたしました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。