料金・プラン比較

【2026年最新版】Google Workspace vs Microsoft 365 徹底比較、料金・機能の違いを中小企業目線で解説

目次
  1. 1. 料金プラン比較(Google Workspace vs Microsoft 365)
  2. Google Workspaceの料金プラン(日本円・税別)
  3. Microsoft 365の料金プラン(日本円・税別)
  4. 料金比較一覧表(2026年7月改定後の現行価格)
  5. 2. 機能比較(主要アプリとサービスの違い)
  6. メール(Gmail vs Outlook)
  7. ドキュメント作成(Googleドキュメント vs Microsoft Word)
  8. 表計算(Googleスプレッドシート vs Microsoft Excel)
  9. プレゼンテーション(Googleスライド vs Microsoft PowerPoint)
  10. ビデオ会議(Google Meet vs Microsoft Teams)
  11. チャット・共同作業
  12. ストレージ(Google ドライブ vs OneDrive/SharePoint)
  13. セキュリティ機能と管理ツール
  14. 3. 選択のポイント(どちらが自社に適しているか)
  15. 企業規模と社内リソース
  16. 機能ニーズと業務スタイル
  17. モバイルワーク・リモートワークでの使いやすさ
  18. 既存のIT環境との親和性
  19. コストとライセンス
  20. 4. 導入・移行手順と導入事例
  21. Google Workspace導入の流れ
  22. Microsoft 365導入の流れ
  23. 導入事例(日本国内)
  24. 5. まとめ:2026年最新の料金・機能比較と最適な選び方
  25. 料金面のポイント
  26. 機能面のポイント
  27. こんな企業にはGoogle Workspaceがおすすめ
  28. こんな企業にはMicrosoft 365がおすすめ
  29. 関連記事
Web担佐藤Web担佐藤

編集長、うちの会社もそろそろクラウドツールを統一したいんですが、Google WorkspaceとMicrosoft 365、どっちがいいんでしょうか?

編集長編集長

どちらも優秀なサービスですが、会社の規模や業務スタイルによって最適解が変わります。料金・機能・使い勝手を一つずつ比較して判断しましょう。

Web担佐藤Web担佐藤

具体的な料金の違いや、うちみたいな小さい会社に合うのはどっちか教えてください!

Google WorkspaceとMicrosoft 365は、中小企業で導入が多いクラウド型オフィススイートの二大サービスです。どちらもメール、ドキュメント作成、ストレージ、ビデオ会議など多彩な機能を提供しています。

本記事では、両サービスの最新の料金プラン・主要機能の違いを中小企業・個人事業主の目線で徹底比較します。「どちらが自社に合っているか」を判断するための材料をすべてお伝えします。

1. 料金プラン比較(Google Workspace vs Microsoft 365)

まず、両サービスの料金プランと価格体系を比較します。どちらもユーザー数に応じたサブスクリプションモデルで、中小企業向けには複数のプランが用意されています。

Google Workspaceの料金プラン(日本円・税別)

Google Workspaceでは主に中小企業向けにBusiness Starter、Business Standard、Business Plusの3つのプランがあります(300ユーザー以下対象)。

Business Starter — 月額800円/ユーザー

小規模ビジネス向けのエントリープランです。料金は月額800円/ユーザー(年契約)または月額950円/ユーザー(月契約)で利用できます。

各ユーザーに30GBのクラウドストレージが割り当てられ、100人まで参加可能なビデオ会議(Google Meet)やカスタムドメインのGmail(you@yourcompany.com)といった基本機能が利用できます。標準的なセキュリティ機能と管理コンソールも含まれており、中小企業の基本的なニーズにはこのプランで十分対応できます。

Business Standard — 月額1,600円/ユーザー

中規模ビジネス向けのスタンダードプランです。料金は月額1,600円/ユーザー(年契約)または月額1,900円/ユーザー(月契約)。

ストレージ容量は各ユーザーあたり2TBに増加し、Google Meetの同時参加上限も150人まで拡大、会議の録画機能やノイズキャンセル機能も利用可能です。さらに、AIアシスタント「Gemini」は、Business Starterでは使えないドキュメント・スプレッドシート・スライド・ドライブ・Meet・Chat内のGemini機能が使えるようになり、Geminiアプリもより広いアクセスに広がります。画像・動画の生成など一部の高度なAI機能は、別売の「AI拡張アクセス」アドオンの対象です(チームでファイルを共有できる共有ドライブはBusiness Starterを含む全プランで利用可能です)。

Business Plus — 月額2,500円/ユーザー

ビジネス向けプランの最上位エディションです。料金は月額2,500円/ユーザー(年契約)または月額3,000円/ユーザー(月契約)。

ストレージは各ユーザーあたり5TBに拡大し、Google Meetは最大500人まで参加可能。メールやチャットなどのデータを保持・検索するGoogle Vaultや、高度なエンドポイント管理が加わり、コンプライアンス対応や端末管理を強化できます。

なお、機密情報の送信・共有を自動で検知・ブロックするDLP(データ損失防止)はBusiness Plusには含まれません。Google公式ヘルプの「ドライブの DLP について」「Gmail 向け DLP について」では、対応エディションはEnterprise Standard / Plus、Frontline Standard / Plusなどで、Businessエディションは対象外です(2026年9月24日確認)。

Google Workspaceの各プランの詳しい違いは「Google Workspace料金プラン完全比較」の記事で解説しています。年払い・月払いの損得比較は「Google Workspace 年払い vs 月払い、結局どっちが得?」をご覧ください。

Microsoft 365の料金プラン(日本円・税別)

Microsoft 365も中小企業(300ユーザー以下)向けに主要な3プランが提供されています。以下はいずれもTeamsを含むプランの、年間契約(年払い)の月額換算・税抜価格です(2026年7月1日改定後の現行価格。出典:Microsoft公式サイト、2026年9月8日確認)。月払いや月間契約(フレキシブル)の料金はこれと異なります。

Business Basic — 月額1,049円/ユーザー

クラウドサービス中心のエントリープランです。料金は月額1,049円/ユーザー(年間契約・年払い)。2026年7月1日の改定で899円から値上げされました。オンライン版およびモバイル版のOfficeアプリ(Word、Excel、PowerPoint、Outlook)が含まれますが、デスクトップ版Officeアプリは利用できません。1ユーザーあたり1TBのOneDriveクラウドストレージ、カスタムドメインのメール(Exchange Online)、Microsoft Teamsによるチャット・オンライン会議機能が含まれます。

Business Standard — 月額2,098円/ユーザー

オフィスのフル機能を求める中小企業向けの標準プランです。料金は月額2,098円/ユーザー(年間契約・年払い)。2026年7月1日の改定で1,874円から値上げされました。Business Basicのすべての機能に加えて、デスクトップ版のOfficeアプリ(Word、Excel、PowerPoint、Outlookなど)を利用可能です。クラウドストレージ容量は1ユーザーあたり1TBです。

Business Premium — 月額3,298円/ユーザー

高度なセキュリティ機能まで含んだ上位プランです。料金は月額3,298円/ユーザー(年間契約・年払い)。2026年7月の改定では据え置きでした。Business Standardの全機能に加え、Microsoft Entra IDによる多要素認証や条件付きアクセス、Microsoft Defenderによるウイルス・フィッシング攻撃対策、Intune(エンドポイント管理)によるデバイス保護などが利用可能です。

【重要】Microsoft 365は2026年7月1日に値上げを実施しました。年間契約(年払い)の月額換算・税抜で、Business Basicは899円→1,049円(+16.7%)、Business Standardは1,874円→2,098円(+12.0%)、Business Premiumは3,298円で据え置きです。既存契約には7月1日以降の契約更新日から新価格が適用されます。値上げの背景や乗り換えで節約できる金額は「Microsoft 365が2026年7月に値上げ!Google Workspaceへの乗り換えで年間いくら節約できる?」で解説しています。

料金比較一覧表(2026年7月改定後の現行価格)

Google WorkspaceとMicrosoft 365の料金と主要機能を並べて比較します。Microsoft 365は2026年7月1日改定後の現行価格で、両社とも年間契約の月額・税抜で揃えています。

項目GWS Business StarterGWS Business StandardGWS Business PlusM365 Business BasicM365 Business StandardM365 Business Premium
月額(年間契約・税抜)¥800¥1,600¥2,500¥1,049¥2,098¥3,298
クーポン適用後(最初12ヶ月)¥680¥1,360¥2,125―――
クラウドストレージ30GB2TB5TB1TB1TB1TB
OfficeアプリGoogleアプリ(Web版)Googleアプリ(Web版)Googleアプリ(Web版)Web版・モバイル版のみデスクトップ版ありデスクトップ版あり
ビデオ会議・チャットMeet(100人)・ChatMeet(150人・録画可)・ChatMeet(500人)・ChatTeams(300人)Teams(300人)Teams(300人)
AI機能Gemini(Gmail内・Geminiアプリは基本アクセス)Gemini(ドキュメント等の各アプリ内・Geminiアプリはより広いアクセス)Gemini(ドキュメント等の各アプリ内・Geminiアプリはより広いアクセス)Copilot ChatCopilot ChatCopilot Chat
特徴費用を抑えたプランMeet録画・予約フォーム等が使えるVault・高度なエンドポイント管理(DLPは対象外)クラウド中心の最安プランデスクトップ版Office利用可高度なID・デバイス管理

※価格はいずれも税抜です。Google Workspaceは年間契約プランのユーザーあたり月額で、請求は月ごと(販売経路によっては年1回)です(出典:Google公式の料金表、2026年9月9日確認。最新の料金はこちらで確認できます)。GeminiのAI機能はプランごとに使えるアプリ・範囲が異なり、画像・動画の生成など一部の高度なAI機能は別売の「AI拡張アクセス」アドオンの対象です(Google公式の料金表、2026年9月24日確認)。Microsoft 365はTeamsを含むプランの年間契約(年払い)の月額換算(出典:Microsoft公式サイト、2026年9月8日確認)で、月払い・月間契約の場合はこれより高くなります。GWSの「クーポン適用後」は、当サイトが無料配布する15%OFFクーポンを最初の12ヶ月間に適用した場合の年間契約月額です(13ヶ月目以降は通常料金に戻ります)。

注目すべきは標準プラン同士の比較です。M365 Business Standard(2,098円)に対し、Google Workspace Business Standardは月額1,600円で498円安く、ストレージも2倍(2TB vs 1TB)。AIアシスタント「Gemini」も各アプリ内の機能を追加料金なしで利用でき、コストパフォーマンスではGoogle Workspaceが優位です。ただし、M365 Business Standardにはデスクトップ版Officeが含まれ、Google WorkspaceはWebアプリ中心という違いがあります。デスクトップ版のWord・Excelが業務上必須なら、この差額だけでは判断できない点に注意してください。さらに2026年8月18日からは、AI画像生成・編集アプリ「Google Pics」もBusiness Standard以上のコアサービスに加わり、AI面の機能差は一段と広がっています。

各社の人数別コストを詳しくシミュレーションしたい方は「Google Workspaceの導入費用シミュレーション」もご活用ください。

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プラン通常価格(10人/月)クーポン適用(10人/月)12ヶ月の節約額
Business Starter¥8,000¥6,800¥14,400
Business Standard¥16,000¥13,600¥28,800
Business Plus¥25,000¥21,250¥45,000

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2. 機能比較(主要アプリとサービスの違い)

次に、両サービスに含まれる主要なアプリケーションや機能の違いを比較します。どちらもメール、カレンダー、オフィス文書作成、ファイル保存、ビデオ会議、チャットといった日常業務に必要なツールを提供していますが、使い勝手やアプローチに違いがあります。

メール(Gmail vs Outlook)

どちらも独自ドメインのメールアドレスを利用でき、強力なメール機能を提供します。

Google WorkspaceではウェブメールのGmailが利用可能で、シンプルなUIと強力な検索機能、迷惑メールフィルタの精度の高さが特徴です。ブラウザやスマホアプリでどこからでもアクセスできます。

一方Microsoft 365ではOutlook(Exchange Online)が利用されます。日本企業ではOutlook+Exchangeの組み合わせが長年標準でした。フォルダ分類やメール分類ルール、共有メールボックスなど豊富な機能を備えます。

Gmailはシンプルで高速な操作感、Outlookは統合ツールとしての高機能さという傾向があります。

ドキュメント作成(Googleドキュメント vs Microsoft Word)

Googleドキュメントはブラウザ上で動作するクラウドベースのワープロで、複数人でのリアルタイム編集が容易にできることが最大の特徴です。変更履歴は自動保存され、編集者ごとの変更箇所が即座に反映・共有されます。

一方、Microsoft Wordはデスクトップアプリとして長年使われてきた強力なワープロソフトで、洗練されたレイアウト機能やスタイル設定、差し込み印刷、マクロ機能など高度な機能を備えています。

互換性の点では、Googleドキュメントは.docxファイルのインポート/エクスポートに対応しますが、レイアウトが崩れることもあります。手軽な共同編集を重視するならGoogleドキュメント、高度な編集機能やOffice互換を重視するならWordが優位と言えます。

表計算(Googleスプレッドシート vs Microsoft Excel)

Googleスプレッドシートはクラウド上で複数人が同時に編集でき、関数計算やグラフ作成、ピボットテーブル機能など一般的な表計算ニーズに応えます。Google Apps Scriptを使った自動処理も可能です。

Excelはビジネス現場で広範囲に利用されており、パワーピボット、統計解析、VBAマクロなどの専門機能が充実しています。業務でVBAマクロ付きの.xlsmファイルを多用している場合はMicrosoft 365が必要です。

逆に、日常業務で軽量な共同編集をするにはGoogleスプレッドシートの手軽さが魅力です。

プレゼンテーション(Googleスライド vs Microsoft PowerPoint)

Googleスライドはブラウザベースで共同編集に優れ、テンプレートや画像・動画埋め込み、アニメーション機能など基本を網羅しています。PowerPointは高度なデザイン機能(詳細なアニメーション設定、スライドマスターなど)を備え、ビジネスプレゼン資料作成で広く使われます。

凝ったデザインが必要な資料はPowerPoint、チームですぐ作るシンプルな提案資料はGoogleスライドが適しています。

ビデオ会議(Google Meet vs Microsoft Teams)

Google WorkspaceにはGoogle Meetが含まれ、ブラウザやモバイルアプリで手軽にビデオ会議を開催できます。参加者上限はプランによって100〜500人。画面共有、録画(Standard以上)、ブレークアウトルームなどを備えています。

Microsoft 365ではMicrosoft Teamsがビデオ会議を担います。Teamsは単なる会議ツールにとどまらず、社内チャットやコラボレーション基盤としての役割も持つ包括的なプラットフォームです。

純粋なビデオ会議の使いやすさは拮抗していますが、Google MeetはURLを共有するだけで参加可能なシンプルさ、Teamsは組織内のコラボハブとしての一体感が強みです。

チャット・共同作業

Google Chatは1対1メッセージやグループチャットに対応し、Spaces(スペース)でグループの会話を蓄積できます。シンプルなUIでGmailやGoogle Meetとの連携もスムーズです。

Microsoft Teamsのチャット機能はSlackに似た高度なチャンネルベースのチャットを提供し、メッセージへのスレッド返信、ファイル共有、Wikiタブなど多彩なチームコミュニケーションを実現します。

組織横断のチャット基盤を重視するならTeams、シンプルなチャット連絡ができれば十分ならGoogle Chatで事足りるでしょう。

ストレージ(Google ドライブ vs OneDrive/SharePoint)

Google Driveは各ユーザーに割り当てられた容量内で自由にファイルを保存し共有できます。容量はプランによって30GB〜5TB。共有ドライブ機能(Business Starterを含む全プランで利用可。ただしStarterは共有設定の変更など一部の管理設定に制限あり)を使えば、ファイルの所属を組織単位にでき、メンバー変更時の引き継ぎも簡単です。

Microsoft側ではOneDrive(1TB/ユーザー)が個人用、SharePointが組織・チーム用のファイル共有に使われます。SharePointは高度な権限管理や社内ポータル構築など企業向け機能を備えています。

容量面では、エントリープランではMicrosoftの1TBが有利ですが、上位プランではGoogleの方がユーザー当たり容量が大きい(Business Standard 2TB、Business Plus 5TB)です。

セキュリティ機能と管理ツール

多要素認証(MFA)はGoogle Workspace・Microsoft 365ともにサポートされ、管理者向けの統一管理ツールも両者とも提供しています。

高度機能としては、Google Workspace Business PlusにはGoogle Vault(メールやChatなどのデータの保持・検索)や高度なエンドポイント管理が含まれます。ただしDLP(データ損失防止)はBusiness Plusには含まれず、Enterprise Standard / Plusなどの対応エディションが必要です。Microsoft 365 Business PremiumにはMicrosoft Entra ID P1やDefender for Office 365が含まれ、条件付きアクセスやデバイスの持ち出し制限が可能です。

総じて、基本的なセキュリティ対策は両者とも標準搭載し、必要に応じて上位プランで強化できる仕組みです。中小企業で専門のIT管理者がいない場合はGoogleのシンプルな管理コンソールが使いやすく、専門部署がある規模ならMicrosoftで細部まで管理する方が安心感があります。

3. 選択のポイント(どちらが自社に適しているか)

中小企業やフリーランスがどちらを選ぶべきか、以下のポイントに注目すると判断の助けになります。

企業規模と社内リソース

小規模企業やIT専門人材が少ない組織では、セットアップや運用が比較的容易で直感的に使えるGoogle Workspaceが好まれる傾向があります。ブラウザさえあれば利用でき、ソフトウェアのインストールやバージョン管理の手間が不要です。

一方、中規模以上で既存システムとの統合を重視する企業ではMicrosoft 365が適しています。特にWindows PCやActive Directoryをすでに活用している環境では、社内認証やデバイス管理との連携がスムーズです。

機能ニーズと業務スタイル

普段からOfficeファイルを多用する業務(経理での複雑なExcel、広報での凝ったPowerPointなど)はMicrosoft 365を選ぶメリットが大きいです。

逆に、常にチームで同時編集しながら文書やスプレッドシートを作成するワークスタイルであればGoogle Workspaceが向いています。Googleのリアルタイム共同編集はストレスが少なく、コメントでディスカッションしながら資料をまとめるコラボレーションが得意です。

モバイルワーク・リモートワークでの使いやすさ

両サービスともモバイルアプリを提供しており、スマートフォンやタブレットでメール確認やドキュメント編集、オンライン会議が可能です。

Google Workspaceはブラウザベースのため端末を問わず同じ操作感で利用でき、オフィス以外の場所でもGoogleアカウントにログインすればすぐに業務を再開できます。Microsoft 365はマルチデバイス対応で、デスクトップ版Officeを含むBusiness Standard / Premiumなら1ユーザーにつき最大5台のPC(Windows / Mac)、5台のタブレット、5台のスマートフォンにOfficeアプリをインストールでき(出典:Microsoft公式 Business Standard のFAQ)、端末を切り替えながら作業できます。

既存のIT環境との親和性

社内にWindows PCが多くOfficeソフトも購入済みであれば、Microsoft 365は親和性が高いです。ExcelマクロやAccessデータベースなど既存システムがそのまま活かせます。

一方、MacやChromebookを使うユーザーが多い、あるいは従来からGmailやGoogleカレンダーを利用しているケースではGoogle Workspaceの方が自然に受け入れられるでしょう。

コストとライセンス

値上げ前の段階では、両者の価格差はプランによって異なりわずかでした。しかし2026年7月1日のMicrosoft 365値上げ後は、年間契約の月額でエントリープラン同士(1,049円 vs 800円)で249円、標準プラン同士(2,098円 vs 1,600円)で498円、Google Workspaceの方が安くなっています。

10人のBusiness Standard同士でライセンス料金を比較すると、M365は 2,098円×10人×12ヶ月=251,760円、Google Workspaceは 1,600円×10人×12ヶ月=192,000円。年間59,760円の差が生まれます。当サイトの15%OFFクーポンを最初の12ヶ月に適用すると、Google Workspace側は 1,360円×10人×12ヶ月=163,200円となり、初年度の差は88,560円に広がります(13ヶ月目以降は通常料金に戻ります)。

なお、これはライセンス料金だけの比較です。Microsoft 365から乗り換える場合は、移行作業の人件費や並行運用期間の重複契約などが別途かかります。移行の手順と費用の考え方は「Microsoft 365からGoogle Workspaceへの移行が「数分で完了」する新機能とは」で解説しています。

自社にとって必要な機能が含まれるプランか、無駄な機能にお金を払っていないかを考慮し、最小のプランを選ぶことが重要です。

4. 導入・移行手順と導入事例

実際にGoogle WorkspaceやMicrosoft 365を導入する際の手順の概要と、日本企業での導入事例について説明します。

Google Workspace導入の流れ

新規にGoogle Workspaceを導入する場合、以下の流れで進めます。

  1. Googleの公式サイトからトライアル登録し、管理用アカウントを作成
  2. 管理コンソールで自社ドメインを登録し、DNS設定でドメイン所有権を確認
  3. ユーザーアカウントを作成し、組織構造(部署ごとのグループ)を設定
  4. データ移行ツールで既存のメール、カレンダー、連絡先をインポート
  5. 各ユーザーへ初期パスワードを案内し、利用トレーニングを実施

Google Workspaceはブラウザでアクセスするためクライアントインストール作業は不要です。中小企業であれば数日〜1週間程度で主要機能の移行が可能です。ドメイン所有権の証明手順については「Google Workspaceのドメイン所有権の証明」で詳しく解説しています。

Microsoft 365導入の流れ

Microsoft 365の導入も、管理者用テナントの作成とドメイン登録から始まります。

  1. Microsoft 365管理センターでテナントを作成し、自社ドメインを登録
  2. Exchange Online(メール)、SharePoint/OneDrive(ファイル)、Teams(コミュニケーション)の初期設定
  3. 既存データの移行(IMAP経由、PSTインポート、Exchangeハイブリッド構成など)
  4. Active Directory連携(Microsoft Entra Connect Sync)でシングルサインオン環境を構築
  5. クライアントPCへのOfficeアプリのインストールと社員展開

Microsoft 365導入は多機能ゆえに移行計画に含める要素が多い傾向にありますが、その分移行後に得られる統合効果も大きいです。適切に計画すれば中小企業で数週間、AD連携を行う中堅企業でも数ヶ月スパンで無理なく移行できます。

導入事例(日本国内)

Google Workspaceの導入事例

大手企業では全日本空輸(ANA)が約49,000名分のGoogle Workspaceアカウントを導入した事例が有名です。中小企業でもITスタートアップやWebサービス企業を中心に採用が多く、VPN不要で全社員が在宅勤務できる環境を短期間で整備した事例が多数報告されています。

Microsoft 365の導入事例

日本企業では、Windows PCとOffice(Word・Excel・Outlook)を中心に業務を組み立ててきた会社が少なくありません。Microsoft 365はこうした環境をそのままクラウドへ移しやすく、既存のWindows/Office文化を踏襲しつつクラウド化したい企業にフィットしやすいと言えます。

選択の傾向

業種や企業規模だけで決まるわけではなく、同じ業種でも既存のIT環境や働き方によって向き・不向きが分かれます。ブラウザ中心の共同作業を重視するならGoogle Workspace、デスクトップ版OfficeやWindows環境との統合を重視するならMicrosoft 365という軸で、自社の業務に当てはめて判断するのがおすすめです。「どちらか一方だけ」というより適材適所で使い分ける柔軟性も重要になっています。

5. まとめ:2026年最新の料金・機能比較と最適な選び方

最後に、Google WorkspaceとMicrosoft 365の主要な違いと選定のポイントを整理します。

料金面のポイント

  • Microsoft 365は2026年7月1日に値上げを実施 (Business Basic +16.7%、Business Standard +12.0%、Business Premiumは据え置き)
  • 値上げ後のStandard同士の比較では、 Google Workspaceの方が月額498円安く、ストレージは2倍(2TB vs 1TB)
  • 10人のStandard同士なら、ライセンス料金でGoogle Workspaceの方が年間59,760円安い(移行作業や並行運用の費用は別途)
  • Google WorkspaceはAI機能(Gemini)が追加料金なしで標準搭載(使えるアプリ・範囲はプランにより異なり、一部の高度なAI機能は別売アドオン)

機能面のポイント

  • Google Workspaceはシンプルさとリアルタイム共同編集に強み。ブラウザだけで完結し、IT専門人材がいない企業でも運用しやすい
  • Microsoft 365はOffice互換性と高度なビジネス機能に強み。ExcelマクロやTeamsの包括的コラボレーションが必要な企業に最適
  • セキュリティは両者とも十分。上位プランでさらに強化可能

こんな企業にはGoogle Workspaceがおすすめ

  • IT専門の担当者がいない中小企業・個人事業主
  • チームでのリアルタイム共同編集が多い
  • GmailやGoogleカレンダーをすでに使っている
  • MacやChromebookなど多様なデバイスを使っている
  • M365の値上げをきっかけにコスト削減したい

こんな企業にはMicrosoft 365がおすすめ

  • ExcelマクロやVBAを業務で多用している
  • Active Directoryなど既存のWindows環境と統合したい
  • Teamsを社内コミュニケーション基盤として使いたい
  • デスクトップ版のWord/Excel/PowerPointが必須
  • 取引先とのやり取りでOffice形式(.docx/.xlsx/.pptx)のままレイアウトを崩さず編集・提出する必要がある

両サービスとも試用が可能です(Google Workspaceは14日間無料トライアル、Microsoft 365も1ヶ月試用可能)。実際に使い勝手を比較してから判断することをおすすめします。

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