こんにちは。
令和の現在、ほとんどの企業ではコーポレートサイトを持っていると思います。
コーポレートサイトとは、その企業の公式ホームページの事です。企業概要や事業内容、商品、事例、採用情報など、サイト訪問者にその企業を知ってもらうための様々な情報が掲載されています。
言うまでもありませんが、コーポレートサイトを持つことは非常に重要です。こちらの記事でも解説しましたが、企業にとってはもはや必須といってもよいでしょう。
本記事では、これからコーポレートサイトを作成する方のヒントになるよう、サイトの役割やコンテンツの作り方についてご紹介いたします。
コーポレートサイトの役割
コーポレートサイトの役割は大きく分けて3つあると考えています。これらの役割を果たせるように、コーポレートサイトにはどんなコンテンツが必要になるか考えていきましょう。
1. 求められた情報を提供する
電話番号や住所、会社の規模や採用情報など「その企業の情報が欲しい」という訪問者に対して適切な情報を提供します。これはコーポレートサイトの基本的かつ大きな役割です。
2. 企業を見つけてもらう
これは、例えばスズメバチの被害に困っていた人が、「スズメバチ 駆除」でWeb検索したらその企業のコーポレートサイトがヒットし、企業の存在とサービス内容を訪問者が知ることができた、ようなケースです。こういったケースは、訪問者にとっては問題解決の糸口になり、企業にとっても新規顧客の獲得に貢献します。
3. 機能的な価値を提供する
最後は、お問い合わせフォームや予約フォーム、資料請求フォームといった、機能的な役割を担います。Webサイトからお問い合わせや申込みができれば、訪問者にとっては便利ですし、企業側はコスト削減にもなります。
サイトを訪れる人々を想像する
まずは、サイトを訪れる人達がどんな人たちなのかを想像しましょう。サイトのコンテンツ作成は想像力が重要です。
取引先や競合他社、株主、入社希望の学生、近隣地域のお客様など、様々な人々を想像しましょう。そして、その人達がどのような情報を求めているか考え、書き出してみましょう。
訪問者 | 求めている情報 |
---|---|
取引先の人 | 企業概要、企業の規模、沿革、代表者の情報 |
競合他社の人 | 商品情報、サービス内容、料金 |
株主 | CSR、IRニュース、決算情報 |
入社希望の人 | 代表メッセージ、社員メッセージ、社内風景、採用情報 |
近隣地域の人 | 商品情報、アクセスマップ、営業時間、電話番号 |
サイトの構成を考える
訪問者と求めている情報を書き出したら、サイトとして訪問者の要求が満たせるよう、項目と内容の構成を考えてきます。それぞれの項目で掲載する情報や、伝えたいメッセージを書き出しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
企業概要 | 会社名、資本金、社員数、事業内容、アクセスマップ |
商品・サービス内容 | 商品の写真、料金、サービス内容 |
代表メッセージ | 代表者の写真、代表メッセージ |
採用情報 | 応募要項、社員メッセージ、社内風景 |
商品や採用情報の社内風景などは、雰囲気が伝わるように写真や動画を効果的に使いましょう。
オウンドメディアを取り入れる
自社を知ってもらうために、自社のサービスが「誰の何を解決できるか」を考え、サイト訪問者が顧客になるために、どういうストーリーがあるかを考えてみましょう。
例えば、先の例の「スズメバチの駆除」のサービスであれば、公開できる範囲で写真や動画を使って駆除の様子をコンテンツ化します。普段目にしないスズメバチの駆除の様子は刺激的で、それだけでも見応え・読み応えがあり、コンテンツ単体としても求心力を持っているでしょう。
独自のサービス内容をコンテンツ運用できれば、Web検索やSNSからの集客効果が見込まれます。こういった媒体や手法は、オウンドメディアやコンテンツマーケティングと呼ばれています。
機能的な仕組みを取り入れる
最後に、お問い合わせフォームや予約フォームなどの機能を検討します。特にお問い合わせフォームはコーポレートサイトには必須の機能です。
自分で作るホームページ制作サービスでは、ほとんど機能実装されているので問題ありませんが、Web制作会社に依頼する場合は追加の費用がかかる場合があります。
なお、Google Workspaceを利用中であれば、お問い合わせフォームや予約フォームを自分のサイトに組み込むことができます。詳細はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
以上、コーポレートサイトのコンテンツ作成に役立つヒントをご紹介しました。
コーポレートサイトは何も企業のためだけの物ではありません。個人事業主の花屋さんやパン屋さん、フリーランスエンジニア、なんなら個人タクシーのコーポレートサイトだってあっても良いのです。
是非、自分のコーポレートサイトを作ってみてください。あまり難しいことは考えず、シンプルに「訪問者の助けになるサイト」であり続ければ、それは優秀なコーポレートサイトと言えるでしょう。