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タイプが苦手な人必見!Google Chatにも「スマート作成」機能が登場(ただし日本語非対応)

これまでGmailやGoogle Docsでは文章の候補を提案してくれる「スマート作成」機能が利用できていましたが、この度、同等の機能がGoogle Chatにも登場しました。

スマート作成機能とは?

文章をタイプすると、適切な文脈のフレーズを提案してくれ、タブキーを押すことで一発で入力することができます。タイピングが苦手な方でも、ミスを気にすることなく、素早く高品質なメッセージを作成することが可能になります。また、反復的な作業を減らすことで時間を節約し、業務の効率化にも貢献します。

それでは早速詳しい機能を見ていきましょう。

更新内容

「スマート作成」は、GmailやGoogle Docsで既に利用できていた機能で、今回Google Chatにも導入されました。

この機能は、AIによる機械学習を利用しています。具体的には、あなたがタイプを始めると、それに続く最適なフレーズを提案してくれます。これにより、反復的なタイピングを減らし、スペリングや文法の間違いも低減します。結果として、より速く、高品質なメッセージの作成が可能となるのです。

さらに、「スマート返信」という既存の支援ツールと連携することで、メッセージへの短い返答を提案し、より迅速にコミュニケーションを進めることができます。これにより、会話やプロジェクトを効率的に進行することができます。

スマート作成機能は、現在は英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語にのみ対応しており、残念ながら日本語にはまだ対応していません。ぜひ日本語でも使えるようになって欲しいところです。

Google Chatの新機能「スマート作成」は、一見すると些細な改善に見えるかもしれませんが、日々のコミュニケーションの効率化に大いに貢献することでしょう。さらに詳しく見ていきましょう。

利用シーン

「スマート作成」の魅力は、その利用の幅広さにあります。日本語対応はまだですが、対応された場合を想定して、具体的な利用シーンを見ていきましょう。

プロジェクトの進行状況を共有する時

あるプロジェクトの進行状況をチームに伝える際、どのように報告すればよいか迷ってしまうことはありませんか?「スマート作成」はあなたが始めたフレーズに対して最適な続きを提案してくれます。例えば、「プロジェクトは順調に」と打ち始めると、「進んでいます」、「進行中です」といった具合に続ける提案がなされ、スムーズに報告することができるでしょう。

新たなミーティングを提案する時

ミーティングの提案を行う際にも、「スマート作成」は大いに役立ちます。例えば、「次回のミーティングは」と打ち始めると、「来週はどうでしょう?」など、具体的な提案が表示され、迅速にメッセージが送信できます。

メッセージの返信

返信作成もスピーディに行えます。特に「スマート返信」との連携により、短い返答をすぐに提案され、メッセージに迅速に応答することが可能です。

これらの例からもわかるように、「スマート作成」はあらゆるシチュエーションでのメッセージ作成を支援します。これにより、日々の業務がよりスムーズに進行し、時間を有効に活用することが可能となります。

リリース日・対象ユーザー

本機能は下記のスケジュールで最大15日間かけて展開されます。

Rapid Releaseドメイン2023年6月5日から展開
Scheduled Releaseドメイン(通常はこちら)2023年6月26日から展開

対象となるユーザーは、Google Workspaceの以下のエディションのユーザーとなります。無料のGoogleアカウントも利用可能です。

  • Google Workspace Business Starter
  • Google Workspace Business Standard
  • Google Workspace Business Plus
  • Google Workspace Enterprise Essentials
  • Google Workspace Enterprise Standard
  • Google Workspace Enterprise Plus
  • Google Workspace for Education
  • Google Workspace for Nonprofits
  • Google Workspace Essentials

まとめ

Google Chatの新機能「スマート作成」は、日々の業務でのコミュニケーションを効率化し、時間節約に大いに寄与する機能だと感じます。

しかし、Google Docsでスマート作成がリリースされたのが2020年の2月。3年ほど経ちましたが、日本語は未だ未対応です。これを考えると、「変換」のプロセスのある言語は対応が難しいのかもしれません。

Microsoft IMEやGoogle日本語入力でもある程度の予測変換機能は提供されていますが、Docsやチャットの前後の文脈を考慮した、より高度な提案はぜひ日本語でも使ってみたいところです。

Googleの今後の対応に期待しましょう。

ソース記事:Write messages faster and easier with smart compose in Google Chat

最後までお読みいただき、ありがとうございました。