こんにちは。Google Chatの管理ツールに新しい機能が追加されました。
Googleが新たに公開したこの機能は、Google Chatのスペースをより緻密に管理できるようにするものです。管理者は今後、個々のスペースの削除やスペースからの個々のメンバーの削除ができるようになります。
これにより、スペースの管理が一段と容易になることでしょう。この記事ではその詳細について、またその利用例などについて解説していきます。
更新内容
Googleは、Google Chatのスペースを管理するためのツールを一層強化しました。具体的には、管理者に対し以下の新機能が追加されました:
- 個々のスペースの削除
- スペース内の特定メンバーの削除
スペースとは、Google Chatで作られる特定の話題やプロジェクトについて議論するための場所のことを指します。これまでに作成されたスペースが不要になった場合や、特定のメンバーをスペースから削除したいときなど、柔軟に管理できるようになります。
これらの新機能は、管理者がGoogle Workspaceの管理コンソール(https://admin.google.com/)からアクセスできるようになります。具体的な操作は、管理コンソールから [アプリ] > [Google Workspace] > [Googleチャット] > [スペースの管理]と進むことで可能となります。
これらの新機能について、詳しい情報はGoogleのヘルプセンターで提供されています。また、特定の権限を持つ管理者(Delegated admins)がスペース管理にアクセスできるようになるため、その詳細もヘルプセンターで確認することができます。これにより、スペースの管理がより効率的で柔軟になることを期待できます。
利用シーン
利用シーンについて、例えば、あるプロジェクトが終了したり、あるトピックに関する議論が完結した場合に、そのスペースはもはや必要とされないかもしれません。そんな時、管理者はスペースを削除することで、必要ない情報に対する混乱を避け、全体のオーダーを保つことができます。
また、あるメンバーが特定のプロジェクトから離れる、あるいは部署が変更になった際などに役立ちます。この機能により、不要な情報に接触することなく、適切なメンバーだけがスペースに残ることができます。これにより、情報のセキュリティを確保しつつ、各スペースの情報が常に最新の状態を保てるようになります。
これらの新機能は、よりスムーズで効率的なコミュニケーションを実現するためのものです。Google Chatのスペースの管理が、これまで以上に簡単になり、業務の進行をスムーズに進めることができるようになります。
リリース日・対象ユーザー
本機能は下記のスケジュールで最大15日間かけて展開されます。
Rapid Releaseドメイン | 2023年5月30日から展開 |
Scheduled Releaseドメイン(通常はこちら) | 2023年5月30日から展開 |
対象となるユーザーは、Google Workspaceの全てのエディションのユーザーとなります。無料のGoogleアカウントでも利用できません。
まとめ
Googleは、Google Chatのスペース管理ツールに対する新機能を発表しました。これにより、管理者は個々のスペースの削除やスペースからの個々のメンバーの削除を行うことができるようになりました。
これらの機能は、特定のプロジェクトが完了した時点で不要となったスペースを削除したり、部署の変更等によりスペースからメンバーを削除するといったケースで活用できます。
引き続きGoogleは、Google Workspaceの使い勝手をより一層向上させ、ビジネスの効率化に寄与するでしょう。これからもGoogle Workspaceの最新情報をお伝えして参りますので、お楽しみに。
ソース記事:Expanded actions in the Admin console space management tool